あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信 2019年10月号

あべ小児歯科通信 2019年

10月号

No.180

TEL 35-8640

 

過ごしやすい秋になりましたね。色々な行事、お出掛けするのも楽しい季節ですね!美味しいものも食べて秋をエンジョイしましょう!

 

◆Q&A◆

Q.10ヶ月の男児ですが、離乳食をスプーンで食べさせる時、スプーンを口の中まで入れないようにと指導を受けました。どうしてですか?また、1歳児にはおやつは必要でしょうか?

A.離乳の初期段階では「捕食」と言って唇で食べ物を取り込む練習をします。スプーンを口の奥まで入れてしまうと、丸飲みにしてしまいます。

自分からスプーンの食べ物を取り込む子供の唇は三角に尖っています。これは唇を閉じる訓練にもなります。

口の前の方で食べ物を取り込むと、舌で食べ物を上顎(口蓋)に押し付けて大きさや硬さを感じ取る事ができ、舌を使って左右の歯茎や歯に食べ物を持って行き、「噛む」練習をしながら飲み込むようになります。

1歳を過ぎると離乳も完了期を迎え、3回の食事が栄養の主体となります。しかしこの時の小児の消化機能はまだ未熟で、1回に食べられる食事量も限られるため、「捕食」としておやつの必要性がが高いものと考えられます。

捕食の意味からは、食事に近い炭水化物(おにぎりやパン)やイモ類、そして食事とはちょっと違った楽しみとしては乳製品や果物が望ましく、市販のお菓子類としてはビスケットやせんべいなどを牛乳や麦茶と組み合わせる事が奨められます。

おやつの時間や回数を決めて、甘味飲食物を上手にコントロールする事で、歯や口の健康を守りながら「おやつタイム」を親子で楽しめるといいでしょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈2歳の男の子の話〉

初めて歯科を受診した2歳の男の子。

お母さんもスタッフも大泣きするのかなと心配していたが…

スタッフ「〇〇くん、上手だったねー。」

プレゼントを貰いニコニコの男の子

母「〇〇くん帰るよー。」

男の子「イヤだ!帰らん!まだ遊ぶ。」

とまさかの大泣きに。

治療中は泣かずに頑張ったけど、帰りたくなくて大泣きになった男の子でした。

あべ小児歯科を気に入ってくれてありがとう。

また検診に来てね!