あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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歯が欠けて痛い時 2022年9月号

あべ小児歯科通 2022年

9月号

No.215

TEL 35-8640

皆さん、今年の夏も猛暑続きでしたね。コロナウイルス感染症はまだ終息していませんが、各地でイベントも行われ始めました(^-^)

9月からもコロナウイルス対策と熱中症対策をしてお体を大切にしましょう。

 

QA◆

Q.小学5年生の息子ですが、最近下の奥に永久歯が生えてきましたが、生えてきた歯の真ん中に突起がありました。これはなんですか?またその突起が折れて痛みがあるようです。どうすれば良いでしょうか。また、虫歯は歯磨きをしていれば進行しませんか?

A.下の小臼歯にたまに歯の表面に認められる突起は、中心結節と呼ばれる形態異常歯です。

その突起の中に神経が入っている事もあり、その場合は折れてしまうと痛いので、神経の治療をする事になります。

見つけたらなるべく早めに歯科医院を受診し、折れないように保護してもらいましょう。

ごく初期の表面だけの虫歯(肉眼的には、わずかに白く濁った状態)であれば、十分な歯磨きや歯医者さんでフッ化物を塗ってもらったりして、口の中の環境を良くしていれば歯が再び石灰化をしてなおる事もあります。

しかし、穴になってしまった虫歯は、なおる事はありません。

虫歯は小さく見えても目に見えない深部で、進んでいますから、白濁ではなく、小さくても穴が空いている事が確認されたならば、早急に歯科医院を受診して下さい。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈10歳と7歳の兄弟の話〉

検診で10歳のお兄ちゃんに虫歯が1本見つかりました。

兄「あーあー、虫歯が1本も無ければ良かったのに。」

弟「え~、お兄ちゃんひげが1本あるの?ひげが1本も無ければ良かったのにね~。」

兄「○○何言ってんだ。ひげじゃなくて虫歯だよ。○○こそ沢山虫歯があるに決まっている。」

弟「や~い、ひげ兄ひげ兄。」

弟くんの検診の結果、虫歯が1本ありました。

兄「ほ~らやっぱり虫歯があった。おれの虫歯よりも大きいぞ。痛くなるぞ~!」

兄が反撃すると弟くんが真顔になって言いました。

弟「お兄ちゃん、おしゃべりやめて一緒に虫歯を治して早くお家に帰ろうよ。」

兄「そうだな。そろそろ虫歯を治して帰ろうか。」

2人のテンポ良い会話を聞いて皆クスクスと笑ったのでした。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)