あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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なぜ X線写真が必要なの?  2023年4月号

  あべ小児歯科通信 2023年

4月号

No.222

TEL 0859- 35-8640

4月になり新しい生活がスタートしましたね。慣れるまでは大変だと思いますが、リフレッシュしながら頑張りましょう☆彡

 

◆Q&A◆

Q.歯の治療で、なぜX線写真が必要なのでしょうか?

A.子供の歯を治療する際には、前もって診断を下さなければなりません。成人や学童であれば、問診によりある程度診断に予測がつけられます。

しかし、幼児では本人に問診するのは難しく、保護者から部位、症状など聴取しますが、不完全である事が多いのです。そこでX線写真を撮る事がきわめて重要になります。

子供の虫歯、歯の外傷などは、診断がつきにくいばかりでなく、顎の中では永久歯が成長しており、処置を誤ると永久歯にも大きな傷害を与えます。

治療する乳歯とその下の永久歯の関係を知る為には、X線写真が必須なのです。また歯と歯の間は接している為、どうしても直視で全てを見る事は出来ませんが、その場所に虫歯は出来やすい傾向にあります。

そこでX線写真を撮影する事により、歯と歯の間の虫歯の有無と大きさが明確に分かるようになります。

時々、X線被爆の害を心配される保護者の方もいらっしゃいますが、我々人が1年間に地球上において受ける自然放射線(大地や建物の材料に含まれている放射性物質から放出される放射線や宇宙線や水道水などに極微量に含まれるラジウムなどからの放射線)による生殖腺線量が約100mRであるのに対し、

歯科X線撮影(小児の口内法6枚)における生殖腺線量は約0.2mR以下である事から、いかに微量であるかが分かります。

また、含鉛エプロンを着用しますので、鉛の厚さ0.25mmに相当するエプロンであればX線量はさらに100分の1に減少します。

以上のような事から歯科X線検査として用いるレントゲン量は極めて微量ですので、心配はご無用です。X線写真が得られればどんな処置が必要であるかが正確に判断出来ますので、とても有効な診断方法です。

(この記事を書いたのは、院長  阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈3才と5才の姉妹の話〉

今日で虫歯の治療が終わった女の子。フッ素も終わり、いよいよプレゼント選び。

姉「私これにする!」

スタッフ「いいね~。可愛い!」

姉「塗り絵もこのキャラ選ぶよ!」

スタッフ「○○ちゃん、そのキャラクター好きだもんね。楽しみだね。」

頑張ってフッ素をしたお姉ちゃん。プレゼントを選んでお母さんと妹ちゃんのもとへ。

妹「あ、お姉ちゃんが選んだプレゼント私のと同じだ~!」

姉「本当だ!あ、ぬり絵も私が選んだのと同じだ。」

何とプレゼントとぬり絵も2人が選んだのは同じ物。さすが姉妹、すごい以心伝心なんだな~とびっくりしたスタッフでした。