あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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歯をぶつけた時 2022年4月号

あべ小児歯科通信 2022年

4月号

No.210

TEL 35-8640

4月に入ってすっかり暖かくなってきましたね。新しい出会の季節。皆様にとって楽しい年度になりますように(^-^)♪

 

QA◆

Q .歯をぶつけて痛い時はどうすればいいですか?また、唇から血が出た時は歯医者さんに行った方がいいですか?歯が抜けた時は何を食べればいいですか?

A. 歯をぶつけて痛い時は、まずその歯を安静にする事が大切ですが、症状によっては歯科医院で固定する事や、抜歯が必要になる場合もあります。

固い物を咬まないようにしたり、刺激を与えないようにすると同時に、なるべく早く歯科医院を受診してしっかり診査してもらう事が必要です。

歯をぶつけて唇から血が出た時には、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

傷が浅ければ消毒だけでよく、腫れもあまりありませんが、傷が深い時は傷口から感染して化膿したりする事もあります。

また、歯をぶつけているので、現在歯に痛みはなくても後々に症状が出てくる可能性があります。

出血箇所から唇の傷だけのように見える事もありますが、歯をぶつけていると歯にも何か影響がある場合があります。(欠けたり、ヒビが入っていたり、動揺があったりなど。)

X線写真での確認が必要な場合もあります。正確な診断による適切な処置を受けるようにしましょう。

歯が抜けた当日は極端に固い物、すっぱい物、しょっぱい物などの刺激の強い飲食物を避ければ、あとは普通の食事で良いでしょう。

歯磨きは抜けた場所に毛先が強く当たらないように注意しましょう。

軽くうがいでもかまいません。

抜けた場所 (歯科で抜いた時も一緒です。) に歯ブラシをあてると出血しますし、血が気になって何回もうがいをするとさらに止まらなくなります。

当日は、その部分に刺激がないように安静にして下さい(舌や指で触らない)

出血した時には、きれいなガーゼをたたんで歯が抜けた所に当てて20分ほど咬んでいると止まります。

歯の根の一部などが残っていると、出血や痛みが続く事があります。

その場合は歯科医院にて診てもらいましょう。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈5歳と1歳の男の子の話〉

治療で来院した男の子と弟くんとお父さん。受付で熱を計ります。

スタッフ「○○くん、お熱計らせて。」

男の子「いいよ~、はい。」

と言って男の子は自分の髪を上げて、おでこを出して計りやすいようにしてくれました。

スタッフ「じゃあ弟の○○くんもお熱計るね。」

スタッフが男の子の弟くんを呼ぶとお父さんに抱っこされた弟くんが一生懸命おでこを出そうとしてくれます。しかし...。

男の子「○○くん、ぜんぜんおでこ出てないじゃん!()

スタッフ「でも髪を上げようとしてくれたのすごいね。よく分かってるね!」

お父さん「保育園で毎日計ってるからかな?」

お兄ちゃんのように上手におでこを出せなくても、どことなく満足気な弟くんなのでした。

(この記事を書いたのは、歯科助手 山本奈美子でした。)