あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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乳歯が抜けないのに永久歯が生えて来た 2022年5月号

あべ小児歯科通信 2022年 

5月号

No.211

TEL 35-8640

青葉若葉が日に照り映えて、身にしみる季節になりましたね。新型コロナウイルス対策をしながら皆様ゴールデンウィークを過ごしましょう。

3月末より勤務しております三宅綾香です。社会人一年目全力で頑張りますので宜しくお願い致します。気軽に声を掛けて下さいね♪

 

QA◆

Q.6歳の姉ですが下の前歯の永久歯が生えてきましたが、まだ乳歯が抜けていません。どうすれば良いでしょうか?また、2歳の妹ですが上の前歯が生えてきましたが、変な形をしています。これは何でしょうか?

A.何らかの理由で、乳歯の根がうまく吸収できないで、永久歯が生えてくる事が、たまにあります。

この現象は交換期障害と呼び、歯並びを悪くします。

永久歯が生えてきているのに、乳歯が抜けていない場合には乳歯を早く抜歯してあげる事で歯並びの不正を防ぐ事ができる場合もありますので、早めにかかりつけ歯科医院を受診して下さい。

普通の形をした乳歯が生えている横に尖った形などの変な形をした歯が生えて来るお子様がごく稀にいらっしゃいます。

この変な形の余分な歯は、過剰歯と言います。

過剰歯がありますと、骨の中の永久歯の位置が異常な場合があります。

また口の中に萌出している過剰歯もあれば口の中に萌出していないけれど、X線写真を撮影してみると、1本ないし2本過剰歯を骨の中に認める場合もあります。

過剰歯の向きにより、自然に萌出してくる歯もあれば、自然には萌出せず、ずっと骨中に存在したままの歯もあります。

永久歯が回転したり、変な向きで萌出してきたり、なかなか萌出して来ないなどの影響がある場合には、時期を見て過剰歯は抜歯してもらった方が良い場合が多いようです。

まずは、かかりつけの歯科医院でX線写真などを撮影して、定期的に診てもらいましょう。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈8歳と6歳の姉妹の話〉

8歳のお姉ちゃんの治療中すぐそばで妹ちゃんが見ていました。

ドクター「青い光当てるよ~!お薬固めて歯を強くするよ。」

妹「強くなるんだ!」

しばらく何事か考えていた妹ちゃん、目をキラキラさせて、

妹「お姉ちゃん強くなったんだね!!」

姉「???」

妹「強くなって力持ちになったんでしょ?重い荷物も簡単に運べるね。」

姉「○○ちゃん、歯が強くなっただけで、力持ちになったわけじゃないよ。」

妹「えー。そうなの?これからはお姉ちゃんに重い荷物を持ってもらおうと思ったのに!」ドクター、スタッフ「笑」

可愛い妹ちゃんの思いつきでした(*´∀*)

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)