あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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歯並びと噛み合わせは関係あるの?

 

あべ小児歯科通信 2023年

8月号

No.226

TEL 0859- 35-8640

 

暑い夏がやってきましたね。夏休みも始まりましたね。

今年はようやく各地で楽しいイベントが開催されますので、チェックして家族で楽しい夏を過ごされて下さい。

 

◆Q&A◆

Q.歯並びや噛み合わせが悪いと肩こりや記憶力に影響すると言われますが本当でしょうか。

また歯並びを治すにあたって、永久歯を何本か抜かなければならないと言われました。

どうして虫歯でもない歯を抜くのですか。また抜いて身体や食べ物を噛むのに、何か悪い影響はないですか?

 

A.特に下の顎は身体のバランスを保つ役割もしていると言われています。

歯並びや噛み合わせが悪いと顎にもずれが生じる事があり、これがさらに身体のバランスに影響し身体のずれへとつながります。

この様に噛み合わせが悪いと全身に様々な影響を及ぼす可能性があり、肩こりのような症状が生じたりする事が考えられます。

また物を噛むと脳の一部が活性化されると言われています。

この活性化が記憶力にも影響するのではないかと言われており、

噛み合わせが悪いと脳の活性化にも不具合が生じる可能性があると思われますが、まだ科学的根拠がそれほどあるわけではありません。

顎の大きさと歯の大きさの調和がとれていない場合は、歯並びの凸凹(叢生と言います。)がかなり強くなります。

そのような事が将来予想される時や、すでに凸凹が強い場合、歯全体が並ぶためのスペースを作るために歯を抜きます。

歯を抜いた後についてはきちんと治して上下の歯が噛み合っていれば悪影響はほとんどないと思われます。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈4才の女の子の話〉

ドクター 「しみないお薬つけるから鏡で見ていてね。」

スタッフ「お薬が固まるからね~。」

母「光がピカーって当たって固まってるよ。」

女の子「本当?固まった?」

ドクター「このお薬が光で固まるとね、しみなくなるよ。アイスクリームもかき氷も食べてもしみないよ。」

女の子は嬉しそうに鏡を見つめています。

女の子「アイスもかき氷も毎日食べられるんだ。」

母親ぎょっとして「え?!」

ドクター「うーん、しみないけど毎日食べるのは・・・・。時々ぐらいにしとこうか?」

母ほっとして「良かった・・・そうだよ。毎日はダメだよ。先生が言って下さらなかったら先生がアイス食べていいって言ってたよ。アイスちょうだいって毎日言ってましたよ。きっと。」

女の子「え~。アイス好きなのにな。」

とちょっぴり残念そうな女の子なのでした。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)