あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

矯正治療を
始めるに
あたって
12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

あべ小児歯科通信 2019年12月号

あべ小児歯科通信 2019年

12月号

No.182

TEL 35-8640

 

今年も、もうすぐで終わりますね。今年はどんな1年でしたか?楽しい思い出いっぱいできましたか??これからクリスマスもやって来るのでまだまだ楽しみですね!寒い日が続いているので体調には気を付けて元気に過ごしてくださいね♪

 

◆Q&A◆

Q.1歳1ヶ月の男児ですが、歯磨きは1日に何回必要なのでしょうか?歯磨きを嫌がりますが、何かいい方法はありますか?

A.歯ブラシに慣れる事が目的の時期は、子供の機嫌が良い時間帯や保護者の余裕のある時に行い、慣れてきたら毎食後の習慣となるように徐々に増やして行きましょう。

寝る時は唾液の分泌量が減少するため、虫歯が繁殖しやすくなります。少なくとも寝る前は必ず仕上げ磨きは行って下さい。

1歳児の保護者の仕上げ磨きの姿勢は、膝の上に頭を乗せて磨きます。歯ブラシは出来るだけ小さな物を使い、歯ブラシの持ち方は、ペンを持つようにして片方の指で子供の唇を軽くめくり、動かし方は前後磨き、あるいは横磨きをして下さい。

2歳の頃までは、上の前歯の歯と歯の間や歯と歯肉の境目が虫歯になりやすいので、特に注意しましょう。長い時間磨く事ができない場合は、いつも同じ所しか磨かなくなってしまいます。

順番を決めて磨くと磨き残しを防げます。また、歯ブラシをお口の中に入れる時は頭をしっかり固定できる姿勢で行って下さい。突然動くと歯ブラシでお口の中を傷つけてしまう事もあります。

1歳の年齢では、歯磨きを嫌がる場合が多いので優しく話しかけたり、楽しい歌を歌いながら笑顔ですると良いでしょう。また、寝かせて歯磨きをする時は、時間をかけずに効率良く行いましょう。

なお、大人の磨く力が強すぎて痛がったり、上唇小帯という上の前歯に張り付いているすじ状の部分に歯ブラシがあたって嫌がる事があります。

力加減に気を付ける、歯肉に強く当てないなどにも注意を払って下さい。保護者の指でしっかりと上唇をめくり、小帯が見えるようにします。その後、小帯を避けて一本ずつ磨くようにしましょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈6歳の女の子の話〉

いつもしっかりしている6歳のお姉ちゃん。

スタッフ「2人共!後フッ素したらおしまいだよ!」

姉と弟「わーい!今日はプレゼント♪」

スタッフ「フッ素の味はリンゴの味か味のしない方どっちがいいかな?」

弟「僕はりんごー!」

姉「私はもう6歳だから大人の味にする!」

スタッフ「大人の味(*_*)!?」

姉「うん!弟はりんご味で私はお姉ちゃんだから味がしない方!大人の味~♪」

スタッフ「じゃあ、今回から大人の味で頑張ろうか♪♪」

どんどんお姉さんになっていく姿を見て嬉しいスタッフでした(⌒∇⌒)

あべ小児歯科通信 2019年11月号

あべ小児歯科通信 2019年

11月号

No.181

TEL 35-8640

 

日に日に寒くなり紅葉が綺麗になってきましたね。朝が寒くてお布団から出れません!ってなっていませんか?いつもより少し早く起きてお母さんのお手伝いをすると体がポカポカしてきますよ。体を冷やさないよう元気に過ごしましょう!

 

◆Q&A◆

Q.11ヶ月の女児ですが、歯磨きはいつから行えばいいでしょうか?歯ブラシはどのようなものがいいでしょうか?

A.乳歯が生え始めたら歯磨きの習慣づけを始めましょう。まず、子供を仰向けに寝かせ頭を膝の上に乗せ、口の中を観察してみましょう。

清潔な指で口の中を触る事も良いでしょう。特に上唇の裏を触られるのを嫌がります。少しずつ唇を伸ばしてあげると子供は口をいじられることに慣れてきます。

初めのうちはガーゼや綿棒などで清拭してあげれば良いでしょう。慣れてきたら乳児用の歯ブラシで12回ちょんちょんと歯に触れる練習を開始しましょう。

歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら1本ずつ優しく磨きます。15秒ぐらいで十分です。強すぎたり、長すぎたりして子供が嫌にならないように気を付けましょう。

上手にできた事を褒めてあげることも忘れないで下さい。また、上唇をめくるとミルクのカスがついている事があります。この部分は唾液による自浄作用がないので、ガーゼで拭うなどしてあげると良いでしょう。

毛のついた頭の部分が小さめの歯ブラシ(毛の部分が2本分の歯の幅程度)で、しかも毛先が丸く加工してある方が磨きやすく、歯茎にも優しいのです。

ただ、歯磨きができるまでの時期は、楽しい歯磨きを目的にお気に入りの色やキャラクターで選んでも良いと思います。仕上げ磨き用に柄が長めで持ちやすい歯ブラシも用意しましょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈虫歯治療に来た6歳と4歳の姉妹〉

スタッフ「〇〇ちゃん、〇〇ちゃんどうぞー」

姉妹の順番が来てスタッフが声をかけると顔を強ばらせて超緊張モードの2人。

先生「じゃあ妹の〇〇ちゃんから診ようか。」

妹「嫌だなー…嫌だなー…」

ちょび泣きしながら頑張る妹ちゃん。

姉「風だよ、お薬つけてるだけだよ。」

余裕を見せるお姉ちゃんは、妹ちゃんの横で応援します。

先生「はい、じゃあ次はお姉ちゃんの〇〇ちゃんの番だよ。」

姉「えー嫌だな…怖いな…」

妹「痛くないよ、音だけだよ。」

「今青い光だよ、鏡見て。」

自分の治療が終わったら、さっきまでちょび泣きだった事はすっかり忘れ、上手に声かけをしてくれた妹ちゃんでした。(o^―^o)

 

あべ小児歯科通信 2019年10月号

あべ小児歯科通信 2019年

10月号

No.180

TEL 35-8640

 

過ごしやすい秋になりましたね。色々な行事、お出掛けするのも楽しい季節ですね!美味しいものも食べて秋をエンジョイしましょう!

 

◆Q&A◆

Q.10ヶ月の男児ですが、離乳食をスプーンで食べさせる時、スプーンを口の中まで入れないようにと指導を受けました。どうしてですか?また、1歳児にはおやつは必要でしょうか?

A.離乳の初期段階では「捕食」と言って唇で食べ物を取り込む練習をします。スプーンを口の奥まで入れてしまうと、丸飲みにしてしまいます。

自分からスプーンの食べ物を取り込む子供の唇は三角に尖っています。これは唇を閉じる訓練にもなります。

口の前の方で食べ物を取り込むと、舌で食べ物を上顎(口蓋)に押し付けて大きさや硬さを感じ取る事ができ、舌を使って左右の歯茎や歯に食べ物を持って行き、「噛む」練習をしながら飲み込むようになります。

1歳を過ぎると離乳も完了期を迎え、3回の食事が栄養の主体となります。しかしこの時の小児の消化機能はまだ未熟で、1回に食べられる食事量も限られるため、「捕食」としておやつの必要性がが高いものと考えられます。

捕食の意味からは、食事に近い炭水化物(おにぎりやパン)やイモ類、そして食事とはちょっと違った楽しみとしては乳製品や果物が望ましく、市販のお菓子類としてはビスケットやせんべいなどを牛乳や麦茶と組み合わせる事が奨められます。

おやつの時間や回数を決めて、甘味飲食物を上手にコントロールする事で、歯や口の健康を守りながら「おやつタイム」を親子で楽しめるといいでしょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈2歳の男の子の話〉

初めて歯科を受診した2歳の男の子。

お母さんもスタッフも大泣きするのかなと心配していたが…

スタッフ「〇〇くん、上手だったねー。」

プレゼントを貰いニコニコの男の子

母「〇〇くん帰るよー。」

男の子「イヤだ!帰らん!まだ遊ぶ。」

とまさかの大泣きに。

治療中は泣かずに頑張ったけど、帰りたくなくて大泣きになった男の子でした。

あべ小児歯科を気に入ってくれてありがとう。

また検診に来てね!