あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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指しゃぶりを治すには 2020年11月号

あべ小児歯科通信 2020年

11月号

No.193

TEL 35-8640

 

朝が寒くて布団から出たくない時期になって来ましたね!今年はいつもより寒くなると言われていますので、しっかり体調管理をし、風邪やインフルエンザ、コロナに負けないようにしましょう!

 

QA

Q.うちの子は36カ月ですが、指しゃぶりがあります。どうすれば治りますか。

A.毎日しょっちゅう指しゃぶりをしているようであれば、3歳を過ぎれば乳歯の歯並びに多少の影響が出る事はありますが、4歳までにやめさせれば永久歯への影響はほとんどありません。

4歳の誕生日までに卒業」が目安です。指しゃぶりをやめさせる為には、まずはどんな時にお子様が指しゃぶりをしているか考えてみて下さい。

日常的?限定的?(食事の支度等で相手がいなくてちょっと淋しい時、ぼーっとテレビを見たり暇な時、眠い時など)

淋しい時、暇な時には話しかけたり一緒に遊んだり歌を一緒に歌ったり、手を使う手遊びを一緒にしたりして下さい。

集中して遊んだりすると指しゃぶりをしなかったりしますし、外遊びを増やす事も興味が沢山沸いて指しゃぶりをしなかったりします。

このようにして、日中指しゃぶりをしない時間を徐々に増やして行きましょう。手を道具として沢山使う遊びも良いでしょう。

お砂場遊び、粘土、手遊び、クレヨン、絵の具、積み木など、とにかく手を使って遊ばせる事は良い事です。食事の支度は出来る事を手伝わせて、一人でぼーっとする時間を減らしたりするのも良いでしょう。

粘土遊びの延長で、パン作りやお菓子作りを手伝わせたりとか、混ぜたり、こねたり、型抜きとか、野菜を洗うとか簡単な事でも充分です。

昼間は家にこもらず、どんどん公園などで、目一杯遊ばせる事です。昼間はこれだけでもだいぶ減ります。

ただ眠い時は、なかなか難しいです。しかし一番効果的な方法はやはり『沢山外で遊ばせて充分疲れさせてコテンと寝るパターン』のようです。

ボンヤリした時間や暇な時間を作らず、外で思いっきり体を動かして遊ばせ、家では沢山の手遊びや家事の手伝い、寝る時には手を繋いで添い寝・・・ご家族の方は大変ですが、3カ月頑張ってみて下さい。きっと楽しい気持ちで卒業できるでしょう。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

♪♪♪エピソード♪♪♪〈7歳の男の子の話〉

治療が終わり、会計の時

スタッフ「今日の診察代は530円になります。」

お母さんがお金を払おうとすると

男の子「えー!高いよ!」

スタッフ・お母さん「え!?(笑)」

男の子「だってさー今日注射されて痛い思いしたんだよー!?」

お母さん「〇〇が大きな虫歯作るからでしょ(笑)」

とお母さんにつっこまれ

男の子「勝手にできただけだもん!」

お母さん苦笑い

スタッフ「470円のお返しです。」

男の子「いくら出したの!?」

スタッフ・お母さん「(笑)」

お金が返ってきた事に驚く男の子。次の日の会計では

男の子「今日はね!今日はね!早く終わったし、痛くなかったから紙のお金2枚と金ぴか3枚と穴の空いたの6枚でいいよ!」

お母さん「高いわ!(笑)」

と今日の治療は痛くなかったのか、大盤振る舞いの男の子なのでした(^▽^)

(この記事を書いたのは、歯科助手 渡邉佳奈子でした。)