あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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マウスガードって何?

あべ小児歯科通信 2023年

11月号

No.229

TEL 0859- 35-8640

 

日増しに寒さが加わり、そろそろ暖房が恋しくなりましたね。鍋物も美味しい時期ですね。よく食べ、よく眠り、体を鍛えてインフルエンザや風邪やコロナに負けないようにしましょう。

 

◆Q&A◆

Q.スポーツをする時に、口や歯のけがを予防する為の装置があると聞きました。どのような物でしょうか?

 

A.スポーツ時に歯や周囲組織を保護する為の「マウスガード」という物があります。(マウスピースやマウスプロテクターと呼ばれる事もあります。)

マウスガードは歯や周囲組織の外傷を予防するだけでなく、頭位の安定や脳震盪の予防にも効果があるとされています。既製品と、歯科医院で歯型を採って作製する物があります。

顎、歯列、咬合の成長変化は、おおむね18歳くらいまで継続し、マウスガードはそれに合わせた適合性と管理が必要になります。既製品は適合が悪い場合がありますので、一度かかりつけの歯医者さんに相談してみて下さい。

外傷のために健全な歯が折れて治療を余儀なくされたり、脱落または保存不可能で抜歯となって失われてしまう事は大変残念な事です。是非激しいスポーツをされる方は、マウスガードを使用して予防をして下さい。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪  〈10歳と9歳の姉弟の話〉

二人はホームページに掲載する写真の撮影に協力してくれていました。しかし弟くんの写真のみが採用されました。

ドクター「申し訳ございません。せっかく御協力頂いたのに、お姉ちゃんの写真は、どの写真もすべてVサインをされていて・・・。」

母 笑いながら

「そう言えば、どの写真を撮る時でもVサインばかりしてたわね。それもカメラ目線で。」

「運動会の写真も全部Vサインだったわ。」

姉「だって目立ちたいんだもん。でも弟の写真ばかり採用されてショック!」

弟くんは何も言わず満足げにニコニコしています。

ドクター「また写真をリニューアルする時は、協力してね。次こそ採用されるかもしれないよ。」

姉 小さな声で

「今度はVサインちょっと控えようかな・・・。」

姉のつぶやきを聞いて一同ほっこりとしたのでした。  (^ _^)

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

永久歯の着色はどうすればいいの?

 

あべ小児歯科通信 2023年

10月号

No.228

TEL 0859- 35-8640

 

夏休みも終わり2学期が始まりましたね!まだまだ暑いですが、体力をつけ、暑さをのりきりましょう!

少しずつ涼しくなってきましたね。温度差で風邪を引かないようみなさん気をつけて下さいね。

 

◆Q&A◆

Q.8歳の娘ですが、上下の前歯の永久歯が黄色い感じがします。磨いてもなかなか取れません。どうしたら良いでしょうか。

また、レントゲン写真で下の奥歯の永久歯が1本ないと言われました。乳歯がぐらぐらで抜かなければなりませんが、今後は歯の無い部分はどうしたら良いでしょうか?

 

A.歯の着色には、食べ物、嗜好飲料(お茶、コーヒー、紅茶、コーラ)、歯垢などが原因となって歯の表面に付着する外来性着色、

歯の形成期に全身的な病気あるいは薬剤の影響、歯の構造的な障害などによる内因的な変色、そして加齢(歳をとれば徐々に変色する)、外傷(歯をぶつけて歯の中の神経が死んでしまった)などがあります。

外来性着色の軽度のものであれば研磨効果の高い歯磨き剤の使用、研磨剤による研磨によって、容易に改善できます。

外来性着色の重度なものや内因性の変色には歯を漂白(ホワイトニング)したり、歯の表面を削って人工歯を接着させる方法があります。

まず、かかりつけの歯科医を受診して、何が原因で着色しているか診てもらい適切な処置を受けるようにしましょう。

永久歯が先天的に欠如している事が早めに分かっていれば、なるべく乳歯を虫歯にしないようにし、できる限り残しておきます。

また歯並びで凸凹になるようなケースでは、逆に早めに乳歯を抜いてその隙間が自然に閉じてくるようにして、その後矯正治療をする事もあります。

骨の成長が終わる年齢になれば、ブリッジ、インプラントなどの選択肢があります。

成長期であれば、欠損部分に入れ歯を使用したり、矯正で咬み合せを作ったりします。定期的に歯科医院を受診し、経過を診て もらって下さい。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈弟くんのお話〉

虫歯治療で来院した男の子。

待合室で呼ばれるのを待っていました。

スタッフ「○○くーん、中どうぞ~」

男の子「あ~ぼくだ~。やだなぁ」

スタッフ「今日で終わりだよ。頑張ろう!」

男の子が診療室へ入ろうとすると、別の患者さんの弟くんが一緒に入ろうとしていました。

その弟くんのお母さんが大慌てで、

お母さん「違うよ!あなたの名前も同じだけど、あなたは今日治療じゃないよ。」

と引き止めました。

どうやら診療室に呼ばれた男の子と同じ名前だったようで、自分が呼ばれたと思い診療室に入ろうとしたようでした。

待合室にいた皆が男の子のかわいい勘違いに癒された瞬間でした(^-^)

(この記事を書いたのは、歯科助手でした。)

顎関節症の原因と予防方法は?

あべ小児歯科通信 2023年

9月号

No.227

TEL 0859- 35-8640

 

夏休みも終わり2学期が始まりましたね!まだまだ暑いですが、体力をつけ、暑さをのりきりましょう!

 

◆Q&A◆

Q.口を開けるとき、時々顎が鳴ったり、開けられなくなったりします。原因は何でしょうか。また治すには、どうしたら良いでしょうか?

これまで歯の定期検診を受けてきて虫歯はありませんでしたが、奥歯がいきなりしみだし、ついに痛みで噛む事ができなくなりました。

歯科では、受験のストレスによる歯ぎしりやかみしめで歯にラック(歯折線)が入っていて、神経の治療が必要だと言われました。今後も起きる可能性があると言われたのですが、予防の方法はないでしょうか?

 

A.顎が時々鳴ったり、痛かったり、開けられなくなるのは、顎関節症の症状です。

その原因は、いろいろあるようですが、特に言われている事は、かみ合わせの悪さ、頬杖をついたりする姿勢の悪さ、顎の筋力の弱さ、歯ぎしりや日常的なくいしばり、精神的ストレスなどがあります。

治すためには、専門医の診断を受けて原因を除去するような治療が必要です。初期の段階では薬物治療やプラスチック製のスプリントによる治療方法などもありますので、かかりつけ歯科医に相談して下さい。

受験などの強いストレスがかかると寝ている時に歯ぎしりやかみしめが起きる事があります。またそれ以前にも歯ぎしりなどがあり、弱っていたところがこの時期に悪化する事もあります。

強い歯ぎしりやかみしめがあると、朝起きた時に、顎に痛みがあったり、頬に疲れを感じます。歯のすり減りも見られますので、歯科を受診し、歯ぎしり防止用のマウスピースを作成してもらって下さい。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

♪♪♪エピソード♪♪♪〈7才の男の子の話〉

初めて来院した男の子

問診票などの記入の為、男の子はお母さんと待合室のソファーに座りました。

しばらくすると、

「トコトコトコ。チラッ」

何か言いたそうに男の子が受付にやってきました。

スタッフ「どうしたの?」

男の子は顔をパッと輝かせて

男の子「あのね、見て!虫歯ができたの!!!」

ちょっと嬉しそうに話しました。

お母さん「もう!そんな自慢しないの!(笑)」

スタッフ「笑笑笑」

嬉しそうに言う男の子を見て思わずスタッフは笑ってしまいました。(笑)

虫歯ができないよう歯磨き頑張ろうね!(笑)

(この記事を書いたのは、歯科助手でした。)