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あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信

冷たい水がしみるのは虫歯? 2023年7月号

あべ小児歯科通信 2023年

7月号

No.225

TEL 0859- 35-8640

 

今月末は夏休みですね。今年も下半期に入ってしまいました…。制限のない夏休み、みなさん満喫して下さいね♪

 

◆Q&A◆

Q.中学1年生と小学1年生の兄弟ですが、兄は一生懸命歯を磨いているのですが、時々歯茎の所が冷たい水などでしみると言います。

虫歯があるようではないのですが、どのようにすれば良いですか。

また、弟は歯に穴があいていないけれど、大きな虫歯があると言われました。

どうして虫歯と分かるのですか。また、そのような虫歯にならない方法はないですか?

A.お兄ちゃんは、おそらく知覚過敏の可能性が高いと考えられます。

歯の表面のエナメル質が磨り減って、その内側の象牙質がむき出しになったり、

歯肉が退縮して下がり根の表面のセメント質という神経が入っている組織が露出しているためだと考えられます。

まず、歯磨きの仕方ですが、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目45°の角にあて、

弱い力で細かく(5mm程度)前後に動かして磨く方法(バス法)をおすすめします。

軽い力で丁寧に磨くようにしましょう。歯ブラシの毛の硬さは、柔らかめにして下さい。

磨き方も自分では分からないうちに、間違っている事もあります。

一生懸命のブラッシングの中に、原因がある時もありますので、歯科医院で正しい磨き方を習うといいでしょう。

またしみ方がひどい場合は、しみる部分に塗るお薬もありますので、かかりつけの歯科医院を受診しましょう。

弟くんの場合、歯と歯の間に虫歯ができた可能性が高いと思われます。

これは見た目ではなかなか分かりませんが、エックス線写真を撮ると、すぐに確認できます。

予防するためには、歯と歯の間を糸ようじ(デンタルフロス)を使って掃除する事が大事です。

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは完全には取れません。

また、ジュースや清涼飲料水などを飲み過ぎるとこの様な虫歯ができやすくなります。水分摂取は、お茶や水にしましょう。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

♪♪♪エピソード♪♪♪〈6才の男の子〉

虫歯の治療が終わり、最後に染め出しをする男の子

スタッフ「○○くん、染め出しするよ」

男の子「はーい。あ、お母さんもついてきて!」

お母さん「しょうがないなぁ」

スタッフ「じゃあ塗るよ~」

男の子「あ、まってちょっと鏡見させて!」

スタッフ「?いいよ。何するの?」

お母さん「この子最近鏡見て笑顔の練習してるんですよ」

男の子「そう!マスク外した時笑顔がかっこいい方がモテるから!!」

スタッフ、お母さん「(笑)」

ステキな笑顔の練習を頑張ってほしいと思ったスタッフでした(*´∀`*)

(この記事を書いたのは、歯科助手でした。)

 

フッ素塗布は何歳まで? 2023年6月号

あべ小児歯科通信 2023年

6月号

No.224

TEL 0859- 35-8640

雨がよく降る時期になりましたね。外でなかなか遊べませんが、晴れの日には外で思いっきり遊びましょう!

 

◆Q&A◆

Q.歯医者さんに行くと、糸ようじ(デンタルフロス)がとても大事と言われます。大事な理由を教えて下さい。また、フッ素塗布は何歳くらいまで行うのがいいですか?

A.毎日の歯磨きで、歯ブラシだけでは磨けない所があります。歯と歯の間や、歯並びが悪く、凸凹になった場所には、歯ブラシの毛先が入らないので、糸ようじ(デンタルフロス)を使ってきれいに汚れをとります。

特にこの様な所は、虫歯になりやすい場所である事と、歯肉炎の原因にもなりますので、是非歯ブラシと併用して糸ようじ(デンタルフロス)も使用する事を、お勧めします。

フッ化物は中学卒業までに塗布を行いたいものです。これは、フッ化物が生えた直後の歯への取り込み量が多く、数年間フッ化物の取り込みが期待できます。

すなわち第二大臼歯が12歳頃に生えてきますのでその後数年間は塗布した方が良いからです。ただし、日常の歯磨きには、フッ化物入り歯磨剤を使い続けて下さい。一生歯を守ります。

また、フッ化物洗口との併用は、相乗効果があります。フッ化物洗口は、青年や成人、高齢者にも隣接面虫歯や根面虫歯の予防に効果的です。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈4才の女の子〉

女の子「こんにちは、お願いします。」

スタッフ「あらー、上手なごあいさつ、すっかりおねえちゃんになったね~。」

女の子の番が来て診療台へ

女の子「グスッ、グスッ(;_;)」

虫歯の治療が怖くてついつい泣いてしまう女の子

スタッフ「大丈夫だよ~、もう終わるよ~。」

女の子は最後まで治療を頑張ったのでした。

その後お母さんが会計を済ませて

お母さん「帰るよ~、ありがとうございました。」

女の子「お世話になりました!」

治療中はちょっぴり泣いてしまったけれど、帰る時には大人顔負けのしっかりしたごあいさつが出来る女の子(^-^)

その姿に女の子の成長を感じ微笑ましく思ったスタッフでした。(*´∀`*)

(この記事を書いたのは、歯科助手 三宅綾香でした。)

 

下唇の裏の出来物 2023年5月号

  あべ小児歯科通信 2023年

5月号

No.223

TEL 0859- 35-8640

若葉の緑も日増しに色まさり、風薫る爽やかな季節になりましたね。

ようやく新型コロナ感染症も5月8日から、「5類」に移行する事になり良かったですね。

 

◆Q&A◆

Q.小学4年生の女の子ですが、プラークがべったりついて、それが原因で歯肉炎になっていると言われました。汚れをちゃんと取るようにすれば歯肉炎は治りますか?また、下唇の裏にできものができました。なかなか消えません。どうしたら良いでしょうか?

A.プラークがべったり付いた、不潔性の歯肉炎の場合は、毎日丁寧にブラッシングを続けて行くと、1~2週間で改善が認められます。

下唇の裏に時々認められる青紫色の半球状の出来物は、粘液裏胞と言います。

お口の中には、いろいろな所に大小の唾液腺(つばを出す所)があります。そのつばを出す袋の入口がなんらかの理由でつまってしまうと、唾液の出る場所がなくなり、袋状にたまっていきます。

しかし大抵はすぐにつぶれます。何度も繰り返す事が多く、なかなか消失しない場合は、原因となっている袋状物を一塊として切除を行えば、再発はありません。

粘液嚢胞は、下口唇だけでなく、上口唇や頬粘膜にも好発します。また舌下腺あるいは口底部の小唾液腺の排泄管が閉鎖して起こる場合は、特にガマ腫と言われます。

子供に多く、最初は小さく舌下の口底部において片側性に見られます。大きくなるとガマの喉裏嚢に似てくるためこのように命名されました。

さらに嚢胞が増大すると反対側にまで及び、舌が持ち上げられ、舌の運動も妨げられます。原因については、異物または炎症が排泄管を閉鎖し嚢胞を形成するという説があります。処置としては切除などを行います。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈6才と4才の姉弟の話〉

4才の男の子の治療に母と姉が付き添って診療室に入りました。

先生「じゃあ、今日も虫歯を治そうか。」

姉「そうそう、おもちゃで遊ぶのやめてゴロンしてお口を開けるんだよ。」

弟「はーい!」

弟はお姉ちゃんの言う事をちゃんと聞きます。

先生「虫歯を治療するから動かないでね。」

怖がりの弟くんはタービンの音がしたら足をバタバタ動かし始めます。

安全の為に、スタッフとお母さんが弟くんの体を抑えます。

姉「女の先生けっちゃダメ―!ママなら少しけっていいけど。」

母「えー、私はけってもいいの?(笑)」

弟くんはその後もバタバタして、スタッフやお母さんをけりました。

母「ママけられると痛いわ(^-^;

姉「やっぱりママもけっちゃダメ~。」

その場にいた一同はお姉ちゃんの言葉にホッと一息^o^

弟くんはその後頑張って虫歯の治療を終えて帰って行ったのでした(^▽^)/

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)