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あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信

電動歯ブラシってどう? 2021年11月号

あべ小児歯科通信 2021年

11月号

No.205

TEL 35-8640

 

日に日に寒くなり、鍋の美味しい季節になりましたね。もう少しで2021年も終わりますね。コロナやインフルには気を付け、残りの2ヶ月楽しく過ごしましょう!

 

QA◆

Q.58ヶ月の男の子ですが、電動歯ブラシを使用してもいいですか?また、一番奥に大人の歯が生えてきました。虫歯にならないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

A.最近では電動歯ブラシも沢山種類が販売されていて、かなり良くなってきていますので使用してもかまいません。

ただし、使い方や歯ブラシの回転方向によっては歯肉が傷ついたり、下がったり(退縮)します。

また、歯並びや歯の形によっては細かい所まで電動歯ブラシの毛先が届きにくい事もあります。

かかりつけの歯科医師に相談し充分な指導を受けてから使用した方が良いでしょう。

また、歯ブラシの大きさや重さも色々あり、子ども自身では充分使い切れない事もあります。

保護者の方が仕上げ磨きで使用するにしても、電動歯ブラシだけに頼らず手用歯ブラシも使えるようにしましょう。

6歳頃に乳歯のさらに奥に生えてくる大人の歯を第一大臼歯(6歳臼歯)といいます。

お口の一番奥に生え、さらに歯の噛む面を歯ぐきが覆っている期間が長く歯ブラシがうまく当たらずに虫歯になりやすい所です。

丁寧に歯ブラシを当てるとともに、歯科医院で予防処置をしてもらいましょう。

シーラントと言って、虫歯になりやすい第一大臼歯(6歳臼歯)の噛む面をあらかじめ、セメントやプラスチックで埋めて虫歯予防をする方法です。

生えてきて間もない永久歯を虫歯にならない強い歯にするには、「フッ化物の塗布」も有効です。

小児歯科医院を受診しケアして下さい。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈5歳と12歳の兄弟の話〉

5歳の弟くんはおりこうに治療が終わりプレゼントを選んでニッコニコ。

しばらくプレゼントで選んだおもちゃで遊んでいましたが、急に不機嫌になりました。

スタッフ「??」

スタッフ「塗り絵選ぶ?石膏の人形もあるよ。」

男の子はしばらく選んでいましたが、

男の子「やっぱりいらない・・・。」

めずらしく不機嫌な様子に皆「??」

その時、治療が終わった12歳のお兄ちゃんが出てきました。

弟「お兄ちゃん、プレゼントで選んだおもちゃが壊れちゃった。」

兄「しかたないな~。」

優しいお兄ちゃんは自分が選んだプレゼントのノートを弟くんに差し出しました。

兄「ほら、替りにこれあげるよ。」

弟「うん、ありがとう」

本当はおもちゃが欲しかった弟くんは、ちょっぴり残念そうにノートを受け取ったのでした。しっかり者のお兄ちゃんの優しさにほっこりしたひとときでした。

(この記事を書いたのは、歯科助手 渡邉佳奈子でした。)

 

乳歯の奥の歯茎が痛い時 2021年10月号

         あべ小児歯科通信 2021年

10月号

No.204

TEL 35-8640

 

過ごしやすい日が多くなり、秋らしくなってきましたね。実りの秋、おいしい物をたくさん食べて笑顔で元気に過ごしましょう!

 

QA◆

Q.小学1年生の男の子ですが、昨日歯が欠けたと言って破片を持って来ました。骨のように硬いのですが、口の中を見ても欠けたような所は見当たりません。これは何ですか。また、時々子供の歯の後ろを指差して痛いと言います。歯のない所を痛がっている様です。特に腫れているようには見えませんが、虫歯でしょうか?

A.  骨のように硬い物はおそらく萌出性腐骨(ほうしゅつせいふこつ)と言って、大人の歯が生える時に、その上を覆っていた骨がうまく吸収されずに残ってしまった物だと思います。

ほとんどが大人の歯が生え終わる時までに自然に取れてしまいます。

しかし腐骨が大きくて噛むと痛い、出血するなどの場合は歯科医院で除去してもらいましょう。

歯の後ろで、歯のない所を痛がっているようでしたら、おそらく6歳臼歯が生える時の痛みかまたは、口内炎による痛みだと思います。

口内炎は唾液をコットンやティッシュでよくふき取って、痛がっている歯茎のあたりを見てみると、赤くなっていたり、白くなっている箇所が認められます。

口内炎のお薬をお持ちなら塗ってあげて下さい。

お薬がないようなら歯科医院を受診され、消毒後に口内炎のお薬を塗布してもらいましょう。

6歳臼歯は乳歯の一番奥に生えてきます。少し歯が出てくると痛みが治まります。

また、少し生えてきても歯の後ろの方に歯茎がかぶさっていてブラッシングがしにくいので、ここに汚れが溜まって炎症を起こすと痛みが強くなります。

タフトブラシや小さ目の歯ブラシで横から6歳臼歯1本のみを磨く意識で丁寧に磨くと汚れが取れやすいです。

うがい薬も併用されると炎症も早く治ります。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪ 〈7歳の男の子の話〉

久しぶりに来院した男の子。小学生になり治療もとても上手になりました。

3歳の時は泣いていた事もあったのに、すっかりお兄さんになったな~としみじみ思っていると、お母さんが会計をしているその横で、キャラクターの石膏模型を選んでいます。

お母さん「この子ね、この前もらった石膏模型を壊してしまって、大泣きしてしまったんですよ。」

男の子は少し恥ずかしそうにしています。

スタッフ「そうだったんですね。石膏模型気に入ってくれてたんだね。」

男の子「うん、今度は大事にするね。」

男の子はそう言って石膏模型を1つ選んでしっかりと手に握って帰って行きました。

すっかりお兄ちゃんになった男の子のかわいらしい一面が見れてほっこりしたスタッフなのでした。

(この記事を書いたのは、歯科助手 田村早絵でした。)

 

歯はどうやってできるの? 2021年9月号

あべ小児歯科通信 2021年

9月号

No.203

TEL35-8640

 

皆さん、今年も猛暑の夏でしたね。残念ながら昨年同様コロナ禍の夏でしたが、きっとご家族で東京オリンピックの観戦をされた事でしょう。日本人選手が多数のメダルを獲得できて良かったですね。

 

◆Q&A◆

Q.歯はどうやってできるのですか?また、どうして子供の歯と大人の歯があるのですか?

A.乳歯も永久歯も、お母さんのお腹にいる時(妊娠7週目頃)から出来始めます。

将来の口になる表面の上皮の細胞からでき、木の小枝に花芽ができるように次第に細胞の数を増やしながら内側に膨らんでいきます。

完全に歯が出来上がるのは、歯が生えてきて数年後です。

歯は口の中に見える歯冠部と顎の骨に埋まって支えとなっている歯根部からなっています。

また歯の構造には歯冠部の一番外側を最も固いエナメル質、そに内側にある象牙質、歯根部のまわりを覆っているセメント質、神経と言われる組織のある部分が歯髄と呼ばれています。

乳歯は胎児期から作られ始め、3歳頃までには全てが生えてきます。

永久歯は、歯の芽が作られるのは胎児期ですが、生後6年から10年近く経って生えそろいます。

食物を摂取して生きていくために歯が必要ですから、早く乳歯に活躍してもらわなくてはなりません。

子供の顔と顎は小さいので小さい乳歯が必要であり、成長に伴って顎は大きくなり、より大きく丈夫な歯が必要になります。

しかし、一度作られて生えてきた歯は大きくならないので、成長すると乳歯では不十分となるため新しく生え替わったり、乳歯の奥歯のさらに後ろから6歳臼歯や12歳臼歯と呼ばれる第一大臼歯や第二大臼歯が生えてきます。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈5歳の男の子な話〉

男の子「昨日、歯の治療頑張ったから鬼滅の刃のDVD観たんだ。」

ドクター「へ~良かったね。面白かった?」

男の子「うん。だから今日も歯の治療頑張るんだ。」

ドクター「じゃあ今日も頑張ってね。」

男の子「うん。頑張ったらね、今日はテレビゲームしていいんだよ。」

男の子はニッコリ笑うと得意げに言いました。

ドクター「そうなんだ。今日も頑張ってるからテレビゲームできるね。」

母親「ちょっと○○くん、そんな約束してないでしょ!!」

ドクター「??」

母親「この子が今突然言い出した事なんですよ。」

男の子はペロッと舌を出すと、

「パパの時には上手くいったんだけどな~、作戦失敗。」

と小さな声で言いました。流石はお母さん、一枚上手でしたね。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)