あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信

顎関節症の原因と予防方法は?

あべ小児歯科通信 2023年

9月号

No.227

TEL 0859- 35-8640

 

夏休みも終わり2学期が始まりましたね!まだまだ暑いですが、体力をつけ、暑さをのりきりましょう!

 

◆Q&A◆

Q.口を開けるとき、時々顎が鳴ったり、開けられなくなったりします。原因は何でしょうか。また治すには、どうしたら良いでしょうか?

これまで歯の定期検診を受けてきて虫歯はありませんでしたが、奥歯がいきなりしみだし、ついに痛みで噛む事ができなくなりました。

歯科では、受験のストレスによる歯ぎしりやかみしめで歯にラック(歯折線)が入っていて、神経の治療が必要だと言われました。今後も起きる可能性があると言われたのですが、予防の方法はないでしょうか?

 

A.顎が時々鳴ったり、痛かったり、開けられなくなるのは、顎関節症の症状です。

その原因は、いろいろあるようですが、特に言われている事は、かみ合わせの悪さ、頬杖をついたりする姿勢の悪さ、顎の筋力の弱さ、歯ぎしりや日常的なくいしばり、精神的ストレスなどがあります。

治すためには、専門医の診断を受けて原因を除去するような治療が必要です。初期の段階では薬物治療やプラスチック製のスプリントによる治療方法などもありますので、かかりつけ歯科医に相談して下さい。

受験などの強いストレスがかかると寝ている時に歯ぎしりやかみしめが起きる事があります。またそれ以前にも歯ぎしりなどがあり、弱っていたところがこの時期に悪化する事もあります。

強い歯ぎしりやかみしめがあると、朝起きた時に、顎に痛みがあったり、頬に疲れを感じます。歯のすり減りも見られますので、歯科を受診し、歯ぎしり防止用のマウスピースを作成してもらって下さい。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

♪♪♪エピソード♪♪♪〈7才の男の子の話〉

初めて来院した男の子

問診票などの記入の為、男の子はお母さんと待合室のソファーに座りました。

しばらくすると、

「トコトコトコ。チラッ」

何か言いたそうに男の子が受付にやってきました。

スタッフ「どうしたの?」

男の子は顔をパッと輝かせて

男の子「あのね、見て!虫歯ができたの!!!」

ちょっと嬉しそうに話しました。

お母さん「もう!そんな自慢しないの!(笑)」

スタッフ「笑笑笑」

嬉しそうに言う男の子を見て思わずスタッフは笑ってしまいました。(笑)

虫歯ができないよう歯磨き頑張ろうね!(笑)

(この記事を書いたのは、歯科助手でした。)

歯並びと噛み合わせは関係あるの?

 

あべ小児歯科通信 2023年

8月号

No.226

TEL 0859- 35-8640

 

暑い夏がやってきましたね。夏休みも始まりましたね。

今年はようやく各地で楽しいイベントが開催されますので、チェックして家族で楽しい夏を過ごされて下さい。

 

◆Q&A◆

Q.歯並びや噛み合わせが悪いと肩こりや記憶力に影響すると言われますが本当でしょうか。

また歯並びを治すにあたって、永久歯を何本か抜かなければならないと言われました。

どうして虫歯でもない歯を抜くのですか。また抜いて身体や食べ物を噛むのに、何か悪い影響はないですか?

 

A.特に下の顎は身体のバランスを保つ役割もしていると言われています。

歯並びや噛み合わせが悪いと顎にもずれが生じる事があり、これがさらに身体のバランスに影響し身体のずれへとつながります。

この様に噛み合わせが悪いと全身に様々な影響を及ぼす可能性があり、肩こりのような症状が生じたりする事が考えられます。

また物を噛むと脳の一部が活性化されると言われています。

この活性化が記憶力にも影響するのではないかと言われており、

噛み合わせが悪いと脳の活性化にも不具合が生じる可能性があると思われますが、まだ科学的根拠がそれほどあるわけではありません。

顎の大きさと歯の大きさの調和がとれていない場合は、歯並びの凸凹(叢生と言います。)がかなり強くなります。

そのような事が将来予想される時や、すでに凸凹が強い場合、歯全体が並ぶためのスペースを作るために歯を抜きます。

歯を抜いた後についてはきちんと治して上下の歯が噛み合っていれば悪影響はほとんどないと思われます。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈4才の女の子の話〉

ドクター 「しみないお薬つけるから鏡で見ていてね。」

スタッフ「お薬が固まるからね~。」

母「光がピカーって当たって固まってるよ。」

女の子「本当?固まった?」

ドクター「このお薬が光で固まるとね、しみなくなるよ。アイスクリームもかき氷も食べてもしみないよ。」

女の子は嬉しそうに鏡を見つめています。

女の子「アイスもかき氷も毎日食べられるんだ。」

母親ぎょっとして「え?!」

ドクター「うーん、しみないけど毎日食べるのは・・・・。時々ぐらいにしとこうか?」

母ほっとして「良かった・・・そうだよ。毎日はダメだよ。先生が言って下さらなかったら先生がアイス食べていいって言ってたよ。アイスちょうだいって毎日言ってましたよ。きっと。」

女の子「え~。アイス好きなのにな。」

とちょっぴり残念そうな女の子なのでした。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

 

冷たい水がしみるのは虫歯? 2023年7月号

あべ小児歯科通信 2023年

7月号

No.225

TEL 0859- 35-8640

 

今月末は夏休みですね。今年も下半期に入ってしまいました…。制限のない夏休み、みなさん満喫して下さいね♪

 

◆Q&A◆

Q.中学1年生と小学1年生の兄弟ですが、兄は一生懸命歯を磨いているのですが、時々歯茎の所が冷たい水などでしみると言います。

虫歯があるようではないのですが、どのようにすれば良いですか。

また、弟は歯に穴があいていないけれど、大きな虫歯があると言われました。

どうして虫歯と分かるのですか。また、そのような虫歯にならない方法はないですか?

A.お兄ちゃんは、おそらく知覚過敏の可能性が高いと考えられます。

歯の表面のエナメル質が磨り減って、その内側の象牙質がむき出しになったり、

歯肉が退縮して下がり根の表面のセメント質という神経が入っている組織が露出しているためだと考えられます。

まず、歯磨きの仕方ですが、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目45°の角にあて、

弱い力で細かく(5mm程度)前後に動かして磨く方法(バス法)をおすすめします。

軽い力で丁寧に磨くようにしましょう。歯ブラシの毛の硬さは、柔らかめにして下さい。

磨き方も自分では分からないうちに、間違っている事もあります。

一生懸命のブラッシングの中に、原因がある時もありますので、歯科医院で正しい磨き方を習うといいでしょう。

またしみ方がひどい場合は、しみる部分に塗るお薬もありますので、かかりつけの歯科医院を受診しましょう。

弟くんの場合、歯と歯の間に虫歯ができた可能性が高いと思われます。

これは見た目ではなかなか分かりませんが、エックス線写真を撮ると、すぐに確認できます。

予防するためには、歯と歯の間を糸ようじ(デンタルフロス)を使って掃除する事が大事です。

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは完全には取れません。

また、ジュースや清涼飲料水などを飲み過ぎるとこの様な虫歯ができやすくなります。水分摂取は、お茶や水にしましょう。

(この記事を書いたのは、院長の阿部和久でした。)

♪♪♪エピソード♪♪♪〈6才の男の子〉

虫歯の治療が終わり、最後に染め出しをする男の子

スタッフ「○○くん、染め出しするよ」

男の子「はーい。あ、お母さんもついてきて!」

お母さん「しょうがないなぁ」

スタッフ「じゃあ塗るよ~」

男の子「あ、まってちょっと鏡見させて!」

スタッフ「?いいよ。何するの?」

お母さん「この子最近鏡見て笑顔の練習してるんですよ」

男の子「そう!マスク外した時笑顔がかっこいい方がモテるから!!」

スタッフ、お母さん「(笑)」

ステキな笑顔の練習を頑張ってほしいと思ったスタッフでした(*´∀`*)

(この記事を書いたのは、歯科助手でした。)