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あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信 2017年4月号

あべ小児歯科通信 2017年

4月号

No.154

TEL 35-8640

 

ポカポカと春の陽気が嬉しい季節になりましたね。新しいスタートでもある4月、張り切っていきましょう(^O^)

 

◆Q&A◆

Q.5歳の娘ですが、最近時々口臭がします。原因は何でしょうか?

A.会話や呼吸で吐き出した息が他人の鼻で不快に感じられたならば口臭となります。臭いの感覚は特殊なもので、同じ臭いが続くと感じなくなります(疲労)。

また臭いの種類によって鼻で感じられる濃度も異なります(閾値)。さらに、臭いを感じる人の精神状態によってもその評価は違います(感情)。

そのうえ、臭いの質や量を表現する事は極めて困難であり、主観的にならざるを得ません。したがって一人二人ではなく、多くの人が不快と感じるような口の臭いこそ口臭と言えます。

口臭は大きく分けると、①生理的口臭②病的口臭③自己口臭症(口臭神経症)に分けられます。今月は生理的口臭について説明します。

口臭の源は、ほとんど口の中にあると言えます。臭い物質は、タンパク質の分解によって発生すると考えられ、それには細菌が関与します。

口の中は新陳代謝が旺盛で、役目を果たした細胞は次々と捨てられます(剥離上皮細胞)。また、死んだ細菌や白血球あるいは食物の残渣なども豊富で、これらの多くはタンパク質です。

一方、健康な状態でも口の中には何億もの細菌が存在します。つまり、口の中ではいつもタンパク質が細菌によって分解され、臭い物質であるメチルメルカプタンなどの揮発性硫化物が作られています。

ですから、健康でまったく口臭の感じられない人でも、口の中に必ず臭い物質はあるのです。

このように口の中には常に臭い物質が存在しますので、起床直後や長時間の緊張あるいは疲労時には、唾液の分泌が抑制された結果、口の渇きを覚え、口の臭いを人に感じさせる事があります。

しかし、これは誰にでもある事で臭いのレベルも低く、特別の対策を講じる必要もありません。このような口の臭いを生理的口臭と呼びます。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈6歳の男の子の話〉

待ち合い室のアンパンマンのビデオが終わってしまいました。すると

男の子「ビデオが終わったよ~」

スタッフ「本当?分かったよ~!」

男の子「ボク、見るならドラマがいい!!」

スタッフ「えっ??ドラマ?どんなの?

男の子「おもしろいやつが、いいな~」

男の子の大人の発言に思わず笑ってしまったスタッフなのでした。(^○^)

あべ小児歯科通信 2017年3月号

あべ小児歯科通信 2017年

3月号

No.153

TEL 35-8640

 

寒さの中にも、少しずつ春の暖かい日差しが感じられる様になった今日のこの頃。まだ、朝布団から出るには気合がいるので、穏やかなポカポカ陽気が待ち遠しいですね(*^▽^*)

 

◆Q&A◆

Q.顎関節症が体の不調や口の中に原因の場合は、病気はどの様に進むのでしょうか?

A.体の不調が原因で顎関節症が生じる場合は、体調と同時に顎の動きにも大きな影響を与えます。

ただし、若年者では体調の不良が顎の症状を引き起こす事は稀で、歯がきちんと並んで生え揃わないという状況になります。

顎の症状は体調の変化を受ける為に、朝と夕方では症状の出方も変化します。調子の良い時と悪い時の変化が激しく、顎は全身の健康のバロメーターとも言える様な症状の変化を示します。

骨格的な脊椎の変形症などによる慢性腰痛などがある場合には、それが治らない為に顎の症状が消えないこともあります。

口の中に原因がある場合は、口の中に起きた変化が原因になります。歯の治療や喪失、痛みなどによって、今まで食べていた状態が変化し、顎の使い方が変わる事が、顎関節に影響を与える事があります。

また噛み合わせに問題がなくても、異常に固い物ばかり食べたり、唇を閉じないで行儀悪く食べたりする事は、悪い噛み合わせになっている事と同じことです。

治療法としては、現在の症状を引き起こす様な原因が残っている様な場合は、まずこれをやめる事が必須となるでしょう。その上でようやく治療を積極的に進める事が出来る様になります。

正しい姿勢で正しく咀嚼する事を学び、全身の健康に気を付ける事が正しい治療の出発点となるのです。

顎関節症といえども、他の病気と同じ様な療養を旨とした日常生活に切り替える事で症状の軽減を迎えましょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈3歳の男の子の話〉

治療中は泣いていたけれど、治療が終わった瞬間ご機嫌になった男の子。

男の子「終わった~♡」

お父さん「先生にありがとうして」

男の子「ありがとう!」

先生「どういたしまして(*^▽^*)

男の子「また来てね~!」

先生「!!?それ先生のセリフだから(笑)」

思わずみんな笑ってしまったほっこりエピソードでした♪

 

あべ小児歯科通信2017年2月号

あべ小児歯科通信 2017年

2月号

No.152

TEL 35-8640

 

2017年がスタートし、早くも1ヶ月が過ぎました。まだまだ寒さは厳しいですが少しずつ冬も終わりに近づきつつあります。今から春の暖かさが待ち遠しいですね(^○^)

 

◆Q&A◆

Q.中学1年生の娘が最近、時々顎が痛むと言います。顎関節症なのでしょうか?

A.顎関節症とは、下記の症状のうちのいくつかが顎に現れる症状群を示します。

①以前より口が開きにくくなった。

②口を開けようとしたり、閉じようとすると痛みを感じる。動かさなくても痛い事がある。痛みの場所は耳の前あたりか、その下の方が多い。

③食事の時やあくび、普通に口を開けるだけでも耳の前の顎の付け根付近からポキッとか、ガクッと音がしたりする。

上記に示す様に、口を動かそうとしても痛みや運動障害などがある為に、口の本来の機能が阻害される様になった状態を顎関節症と言います。

顎関節症の原因は様々です。原因を失くし、顎関節の安静を図る様にすれば、症状は自然に消退するのが普通です。この病気になる原因はいくつかに分類されます。

①顎の使い方が悪くてなるもの ②体の不調が顎に影響を与えるもの ③口の中に原因があるもの

原因によって、それぞれ進み方は異なります。顎の使い方が悪くて発症したものは、悪い使い道をする限り症状は進み、重症になります。

例えば、頬杖をついたり、食事の時に正面を向かずにテレビを見ながら食事をしていたら問題でしょう。悪い生活習慣になる事で体に大きな影響を与えるのです。

体の不調と口の中に原因がある場合につきましては、3月号で解説したいと思います。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈4歳の男の子の話〉

治療の合間、男の子が突然

男の子「僕、大きくなったらお巡りさんと消防士さんになる。」

母「えっ!?2つなるの?どっちかにしたら?」

スタッフ「両方は大変だよ?」

男の子「大丈夫!僕ならなれるもん!」

母「なんで2つなりたいの?」

男の子「だって、その方が沢山の人助けられるでしょ?」

スタッフ「すごい、ヒーローみたいだね~!」

男の子「…看護師さん、ヒーローっていう仕事はないよ。もっと現実的に考えないと。」

スタッフ「えっ…。うん、そうだよね…。」

母「……すいません。」

夢は大きく!でも少し現実的な男の子に苦笑しつつも、頼もしい言葉と優しさに思わず『がんばれ!』と応援するスタッフとお母さんなのでした♪