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あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信 2019年11月号

あべ小児歯科通信 2019年

11月号

No.181

TEL 35-8640

 

日に日に寒くなり紅葉が綺麗になってきましたね。朝が寒くてお布団から出れません!ってなっていませんか?いつもより少し早く起きてお母さんのお手伝いをすると体がポカポカしてきますよ。体を冷やさないよう元気に過ごしましょう!

 

◆Q&A◆

Q.11ヶ月の女児ですが、歯磨きはいつから行えばいいでしょうか?歯ブラシはどのようなものがいいでしょうか?

A.乳歯が生え始めたら歯磨きの習慣づけを始めましょう。まず、子供を仰向けに寝かせ頭を膝の上に乗せ、口の中を観察してみましょう。

清潔な指で口の中を触る事も良いでしょう。特に上唇の裏を触られるのを嫌がります。少しずつ唇を伸ばしてあげると子供は口をいじられることに慣れてきます。

初めのうちはガーゼや綿棒などで清拭してあげれば良いでしょう。慣れてきたら乳児用の歯ブラシで12回ちょんちょんと歯に触れる練習を開始しましょう。

歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら1本ずつ優しく磨きます。15秒ぐらいで十分です。強すぎたり、長すぎたりして子供が嫌にならないように気を付けましょう。

上手にできた事を褒めてあげることも忘れないで下さい。また、上唇をめくるとミルクのカスがついている事があります。この部分は唾液による自浄作用がないので、ガーゼで拭うなどしてあげると良いでしょう。

毛のついた頭の部分が小さめの歯ブラシ(毛の部分が2本分の歯の幅程度)で、しかも毛先が丸く加工してある方が磨きやすく、歯茎にも優しいのです。

ただ、歯磨きができるまでの時期は、楽しい歯磨きを目的にお気に入りの色やキャラクターで選んでも良いと思います。仕上げ磨き用に柄が長めで持ちやすい歯ブラシも用意しましょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈虫歯治療に来た6歳と4歳の姉妹〉

スタッフ「〇〇ちゃん、〇〇ちゃんどうぞー」

姉妹の順番が来てスタッフが声をかけると顔を強ばらせて超緊張モードの2人。

先生「じゃあ妹の〇〇ちゃんから診ようか。」

妹「嫌だなー…嫌だなー…」

ちょび泣きしながら頑張る妹ちゃん。

姉「風だよ、お薬つけてるだけだよ。」

余裕を見せるお姉ちゃんは、妹ちゃんの横で応援します。

先生「はい、じゃあ次はお姉ちゃんの〇〇ちゃんの番だよ。」

姉「えー嫌だな…怖いな…」

妹「痛くないよ、音だけだよ。」

「今青い光だよ、鏡見て。」

自分の治療が終わったら、さっきまでちょび泣きだった事はすっかり忘れ、上手に声かけをしてくれた妹ちゃんでした。(o^―^o)

 

あべ小児歯科通信 2019年10月号

あべ小児歯科通信 2019年

10月号

No.180

TEL 35-8640

 

過ごしやすい秋になりましたね。色々な行事、お出掛けするのも楽しい季節ですね!美味しいものも食べて秋をエンジョイしましょう!

 

◆Q&A◆

Q.10ヶ月の男児ですが、離乳食をスプーンで食べさせる時、スプーンを口の中まで入れないようにと指導を受けました。どうしてですか?また、1歳児にはおやつは必要でしょうか?

A.離乳の初期段階では「捕食」と言って唇で食べ物を取り込む練習をします。スプーンを口の奥まで入れてしまうと、丸飲みにしてしまいます。

自分からスプーンの食べ物を取り込む子供の唇は三角に尖っています。これは唇を閉じる訓練にもなります。

口の前の方で食べ物を取り込むと、舌で食べ物を上顎(口蓋)に押し付けて大きさや硬さを感じ取る事ができ、舌を使って左右の歯茎や歯に食べ物を持って行き、「噛む」練習をしながら飲み込むようになります。

1歳を過ぎると離乳も完了期を迎え、3回の食事が栄養の主体となります。しかしこの時の小児の消化機能はまだ未熟で、1回に食べられる食事量も限られるため、「捕食」としておやつの必要性がが高いものと考えられます。

捕食の意味からは、食事に近い炭水化物(おにぎりやパン)やイモ類、そして食事とはちょっと違った楽しみとしては乳製品や果物が望ましく、市販のお菓子類としてはビスケットやせんべいなどを牛乳や麦茶と組み合わせる事が奨められます。

おやつの時間や回数を決めて、甘味飲食物を上手にコントロールする事で、歯や口の健康を守りながら「おやつタイム」を親子で楽しめるといいでしょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈2歳の男の子の話〉

初めて歯科を受診した2歳の男の子。

お母さんもスタッフも大泣きするのかなと心配していたが…

スタッフ「〇〇くん、上手だったねー。」

プレゼントを貰いニコニコの男の子

母「〇〇くん帰るよー。」

男の子「イヤだ!帰らん!まだ遊ぶ。」

とまさかの大泣きに。

治療中は泣かずに頑張ったけど、帰りたくなくて大泣きになった男の子でした。

あべ小児歯科を気に入ってくれてありがとう。

また検診に来てね!

 

あべ小児歯科通信 2019年9月号

あべ小児歯科通信 2019年

9月号

No.179

TEL 35-8640

 

皆さん今年の夏休みは、いかがでしたか?お盆休みは大型台風の影響で大変でしたね。9月は秋晴れの日が続き、楽しい運動会になればいいですね。

 

Q&A◆

Q14ヶ月の女児ですが上手く噛めないで丸のみしているようです。大丈夫でしょうか?またご飯を口の中に入れた後、すぐに水や麦茶を含みます。水で流し込んでいるようですが大丈夫でしょうか?

A.奥歯が生え揃わない12歳代は、咀嚼が未熟で噛みにくい食品も多いものです。噛んだだけで口から出てしまったり、溜めていたり、また食欲のまさった子供は丸飲みをしてしまいます。

丸飲みが習慣になると食事時間が早くなり、食の満足感が得にくくなったり、唾液の分泌が減少して口の中の自浄性が低下します。

早食いはまた過食に繋がり、肥満になりやすく、成人期の生活習慣病の原因にもなりがちです。上手く噛めないで丸飲みしているようでしたら、少し噛みやすい食形態に調整したり、噛み潰しやすい煮野菜などをやや大きめにカットして噛む習慣をつけるといいでしょう。

また、食事をゆっくり楽しめるような環境づくりも大切です。ご飯の時はなるべく水の入ったコップなど近くに置かないようにしましょう。しっかりと噛んで、唾液を沢山出す事によって、消化が良くなります。

水分は食後取るようにしましょう。小学校に入って、給食の牛乳がなくなると同時に食べるのを止める子供が増えています。水分がないと食べるのが苦痛になるようです。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈6歳と4歳の兄妹の話〉

先生「歯の根っこの治療は終わったから今度は白い歯を被せるからね。」

6歳の男の子「先生!僕銀歯がいい。お母さんは2本も銀歯があるんだよ。だから僕は銀歯が3本欲しいな。」

先生とスタッフが「…」となっていると、4歳の妹ちゃんも負けずに

4歳の妹「私も銀歯が欲しい!1本でもいいから銀歯にして下さい。」

お母さん「お母さんは白い歯がいいわ。」

男の子「分かった。じゃあ僕お母さんの銀歯貰う。お母さんには僕の白い歯あげるよ。」

先生・スタッフ・母親 苦笑い

子供たちに意外に人気の銀歯でした!!