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あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信 2019年8月号

あべ小児歯科通信 2019年

8月号

No.178

TEL 35-8640

 

暑い暑い夏がやってきましたね!そして夏休みも始まりましたね!海に、プールにBBQなどなど楽しみがいっぱいですが体調には気を付けて水分をしっかり取ってご飯も沢山食べて元気に楽しく夏を過ごして下さいね(^^)

 

◆Q&A◆

Q12か月の男児ですが、哺乳瓶はいつ頃まで使っていいのでしょうか?また、食べ物をためてなかなか飲み込みません。どうしたら良いのでしょうか?

A.哺乳瓶は飲み物をこぼさなくて済むので、つい長く使ってしまいがちです。

哺乳瓶にジュースやイオン飲料水など糖分の多い飲み物を入れて飲ませたり、寝る時に哺乳瓶でミルクを飲ませながら眠ってしまうと、虫歯のリスクが高くなります。

離乳が進んできたらスプーンで水分を摂る練習を始め、10ヶ月頃にはコップから飲ませる練習もしましょう。16ヶ月頃には卒乳も含め哺乳瓶も卒業したいですね。

乳歯の奥歯が生えたばかりの頃は、まだ歯を使って咀嚼が上手に出来ません。例えば繊維の強い肉や野菜、弾力性の強い食品などは、噛めても磨り潰せない為、なかなか飲み込めません。

軟らかく食べやすい物でも飲み込んでいるようでしたら、まだ処理が難しい食べ物なのかもしれません。奥歯が生え揃ってもためやすい子供や、食事の後半からためる様な食べ方になる子供は、あまり食欲がないかもしれません。

おやつやジュース・牛乳などは控えて、お腹を空かせてから食事の時間をむかえるようにしましょう。食欲を育てる為には、遊びや睡眠など生活リズムの調整も必要です。

また、咬み合わせや舌小帯の以上で咀嚼や飲み込みが上手に出来ない事もありますので、検診の時にチェックしてもらいましょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈4歳の女の子の話〉

待合室にある七夕の天の川。7月になるとそこにみんなが願い事を短冊に書いています。

ある4歳の女の子が願い事を書こうとしていました。

女の子「お願い事書いていいですか?」

スタッフ「いいよー!自分で書けるかな?」

女の子「うん!字が書けるようになったよ。」

スタッフ「すごいね!書けたら一緒に付けようか!」

女の子「見てー!書けたよー!」

スタッフ「上手に書けたね!…あ!おしい、1文字逆になってるよ!」

スタッフが正しい字を教えてあげました。

女の子「あら…こう?出来た!」

スタッフ「出来たね!じゃあお願いしながら付けようか♪」

一生懸命頑張った女の子の願いが叶いますようにと願ったスタッフでした!

あべ小児歯科通信 2019年7月号

あべ小児歯科通信 2019年

7月号

No.177

TEL 35-8640

 

日に日に暑くなり、夏バテしていませんか?アイスなど冷たいものばかりでなく栄養のあるご飯を食べ、十分に水分を取り元気に過ごしましょう。

 

◆Q&A◆

Q.赤ちゃんがおっぱいを上手く吸えません。何か原因があるのでしょうか?母乳と粉ミルクの違いはあるのでしょうか?

また、赤ちゃんが卵、牛乳アレルギーと言われました。歯や骨を丈夫にしたいのですが、何を食べさせたらいいのでしょうか?

A.子供の上唇の上の筋(上唇小帯)や舌の下の筋(舌小帯)が長すぎたり、短かったりすると赤ちゃんがおっぱいに吸い付くのが難しくなります。

上唇を巻き込んでいるようなら、吸い付いた後にそっと上唇を伸ばしてあげて下さい。唇の赤い色が見えるぐらいに吸い付けば大丈夫です。

母乳には免疫成分が含まれ、特に初乳は赤ちゃんを感染症から守る働きがあります。

粉ミルクは主に牛乳が原料ですが、より母乳に近づけるために各メーカーで研究がなされ、日本の育児ミルクの成分は健康増進法(特別用途食品:乳児用調整粉乳)に定められた基準に従っていますので、各社の製品の間には大きな違いはありません。

また、母乳と粉ミルクでは糖の含量成分に大きな差は無く、虫歯の発生リスクには差はありません。

母乳か粉ミルクかより哺乳時間や乳時間や哺乳姿勢が大事であり、スキンシップをはかりながら良好な母子関係を築くよう心がけ、授乳時は携帯電話やスマートフォンからは手を離しテレビを消すなど落ち着いた環境を作る事が大切です。

小さい時から食事に集中する環境作りが必要です。また夜中の頻繁な授乳は虫歯になる事もありますので気を付けましょう。

赤ちゃんの卵、牛乳アレルギーでお困りの方は最近増えています。カルシウムは小魚やひじき、小松菜、豆類にも多く含まれています。豆腐や納豆など豆類は、離乳食としても理想的な食材です。

また魚介類やしいたけは、ビタミンDを含みカルシウムの吸収を促します。さらに適度な運動は健康な骨を作る事にも繋がります。

大切な事は、カルシウムに限らず、何でも食べる元気な子を育てる事です。また乳製品でもアレルギーの原因となっている物質を除いた製品もありますので、ご選択については主治医と相談して下さい。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈初めてフッ素を塗る3歳の男の子〉

男の子「えーんえーん怖いよう」

初めての事で不安で泣いているのを見たスタッフがアンパンマンの人形を手に男の子に

スタッフ「これなーんだ?」

と声をかけると

男の子「あっアンパンマン!」

男の子はピタリと泣きやむとアンパンマンの人形で遊び始め…

スタッフ「はい終わったよー」

男の子「えーフッ素おいしかった!もっとやりたい~」

りんご味のフッ素を気に入ってくれました。次は泣かずに出来るね!

あべ小児歯科通信 2019年6月号

あべ小児歯科通信 2019年

6月号

No.176

TEL 35-8640

 

 

いよいよ梅雨の季節に入りますね。じめじめとした天気が続きますが気分だけでも明るく、元気に行きたいものですね。

 

◆Q&A◆

Q.妊娠中に歯科治療を行っても良いのでしょうか?

妊娠すると歯周病になりやすいのでしょうか?

また、妊娠中は歯周病の治療はしなくてもいいのでしょうか?

A.妊娠中でも安定期(16週~27週)であれば簡単な手術や処置は可能です。

治療をせずに感染や疼痛をそのままにしておく方が、妊婦に与える影響は大きいと考えられます。

なお、妊娠前期は奇形を発生させる可能性があるので、応急処置のみにしましょう。

また、妊娠後期(28週~)では、急激に血圧が低下する仰臥位性低血圧症候群を引き起こす事があるので、

体調に合わせ、緊急性がない場合は無理せず産後に行う事も考えましょう。

妊娠中期から後期(妊娠16週以降)になると、女性ホルモンの増加に伴い、

歯ぐきの出血や発赤、腫瘍が置きやすくなります(妊娠性歯肉炎)。

出産と共にもとに戻りますが、しっかりとしたプラークコントロールで炎症を最小限に抑えることが出来ます。

歯周病にかかっている妊婦は早産(妊娠2236週での出産)や低体重児出産(出産時体重が2500g未満)のリスクが高くなる事が分かってきました。

早産や低体重児出産は新生児死亡に繋がる可能性が高い事、脳性麻痺、知的障害、てんかん等の重い障害を負う事が多い事、

長期の入院から親子の愛情障害が発生し児童虐待のリスクがある事、

高血圧や糖尿病等の生活習慣病になりやすい事、さらにはNICUなどにおける長期間の高度医療を必要とする事等が挙げられます。

妊娠したら歯科検診を受診し、適切な治療、指導を受けましょう。

母子健康手帳にも「虫歯や歯周病などの病気は妊娠中に悪くなりやすいものです。

歯周病は早産の原因になる事があるので注意し、歯科医師に相談しましょう。」と記載されています。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈6歳と3歳の兄妹の話〉

2人揃って治療に訪れた兄と妹。

一足先に兄が治療を終え、プレゼントを貰う事になりました。

しかし、兄が選んだのは女の子用のプレゼント。

?っと思ってみていると…

男の子「これ、妹にあげる。」

スタッフ「〇〇くんのプレゼントはいいの?」

と聞くと

男の子「僕はいいよ。」

といって妹にプレゼントを渡しました。

妹思いのかっこいい兄の姿に感動したスタッフなのでした。