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あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信

あべ小児歯科通信 2020年10月号

あべ小児歯科通信 2020年

10月号

No.192

TEL 35-8640

 

少しずつ涼しくなり、秋らしくなってきましたね。今年はあまりどこにも出かけられませんが、実りの秋。美味しい物を沢山食べて元気になりましょう!(^▽^)

 

QA

Q.5歳の娘ですが、虫歯で歯を抜きました。入れ歯が入っています。大人の歯はちゃんと生えて来ますか?また、下の奥歯は虫歯が大きいのですが、銀歯を入れたくありません。何か他の物で治療してもらいたいのですが。

A.子供の入れ歯(小児義歯:RSM)を入れても、子供の口の中は成長により変化しています。定期的に診てもらってRSMの調整や虫歯予防のため、小児歯科専門医またはかかりつけの歯科医師にしっかり管理してもらう事が必要です。

RSMを正しく使用していれば、抜歯したスペースは保たれ、隣の歯が倒れこんでスペースがなくなる現象は少なくなります。

一般的にはRSMの下から永久歯はきちんと生えてきます。(ただし、もともと歯並びが悪く凸凹していて、永久歯の生えてくるスペースがない場合には、将来的に矯正治療が必要となる場合もあります。)

また下の奥歯の治療材料としては、銀歯以外に歯と同じような色のプラスチックのレジンという詰め物があります。

しかし、適応症があり、あまり大きな穴の所に白い詰め物をすると噛む力によっては欠けたりする事もあります。

レジンで対応出来ない大きな虫歯や神経処置後には乳歯冠という既成の冠がどうしても必要になる事もあります。かかりつけの歯医者さんにその事を相談してみましょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈2歳の女の子の話〉

歯の治療終わりプレゼントを選ぶ事になりました。

女の子「これにする…。」

手にしたのはキティちゃんの吹きもどし。会計で受付に来てくれた時

姉「○○ちゃんできたね~」

母「わぁ、すごい。出来た出来た。」

スタッフ一同「???」

すると小1のお姉ちゃんが、キティちゃんの吹きもどしをピロピロしている妹ちゃんを一生懸命抱っこして見せてくれました。

スタッフ一同「おお~、本当だ。すご~い。」

吹きもどしをピロピロ出来るようになった妹ちゃんの成長と優しいお姉ちゃんに、ほっこりした出来事でした。

あべ小児歯科通信 2020年9月号

あべ小児歯科通信 2020年

9月号

No.191

TEL 35-8640

 

皆さん、今年も猛暑の夏でしたが、今年はコロナ禍の夏でしたので、例年とかなり違った夏休みを過ごされた方が多かったでしょう。9月からもコロナ対策と熱中症対策をしてお体を大切にしましょう!

 

◆Q&A◆

Q.5歳の男の子ですが、虫歯が大きく、奥歯の乳歯の神経を取って銀歯を被せてもらいました。乳歯の神経を取って、永久歯に影響はありませんか?また、乳歯に銀歯を被せて、永久歯への生え変わりは大丈夫ですか?

A.乳歯と永久歯の関係は、垂直的に見ると乳歯の下にまず骨があり、その下に永久歯があります。従って、虫歯が大きくて乳歯の神経を取るのは出来るだけ避けたいものです。

その為に毎日のブラッシングを頑張り、食事やおやつに気を付け、定期検診とフッ素塗布を継続して行ってもらいましょう。

被せられた銀歯は、ただ乳歯の上に被せられているだけなので、乳歯が生え変わる時に一緒に取れますので心配はいりません。

ただし大きな虫歯で神経を取って被せた場合、乳歯の歯根が上手く吸収されず、乳歯が抜ける前に永久歯が横から生えてくる事がごく稀にあります。この場合は乳歯を抜いてもらいましょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪ 〈5歳の男の子の話〉

治療が終わった5歳の男の子。

男の子「お母さん、歯を治してもらったら目がすごく良く見えるようになったよ。」

母親「え?目が良くなった?」

男の子はそう言うと、黒ひげ危機一髪のアンパンマンバージョンを手に取るとスティックを刺しました。ポーンと飛び出すバイキンマン。

スタッフ、母親「おおー!すごーい!」

男の子「次はここだ!」

男の子がスティックを刺すと再びバイキンマンが飛び出しました。

スタッフ、母親「すごーい。本当に良く見えるんだね。」

男の子は得意気にスティックを持って、3回、4回と刺しました。

でもその後、バイキンマンは飛び出す事はありませんでした。

男の子は少しションボリ…でも気を取り直し、

男の子「また今度歯を治してもらって目を良くするんだ。」

次もバイキンマンを飛ばそうね!(o^―^o)

あべ小児歯科通信 2020年8月号

あべ小児歯科通信 2020年

8月号

No.190

TEL 35-8640

 

7月は雨が多くて大変でしたね。少しずつ暑くなって夏本番という感じがしますね。熱中症には十分に気を付けて行きましょう!

 

◆Q&A◆

Q.8カ月の男児ですが、口の中にミルクのカスのような物がこびりついてぬぐっても取れません。痛みはないようですが、これは何でしょうか?

A.口腔カンジダ症と行って、カンジダ菌の増殖付着によるものですが、カンジダ菌はもともと体の中に散在しています。

抵抗力の弱い乳児には比較的みられやすい症状ですが、痛みもなく、1週間ぐらいで消えてしまう事がほとんどです。

ただ、無理にはがすと出血したり、二次感染を起こしますので触れないようにし、おしゃぶりやゴム乳首などは清潔に保ちましょう。

痛みが強かったり、ミルクの飲みが悪いなど症状が続く場合は、小児科か小児歯科を受診して下さい。

その他、生まれて間もない乳児の口の中に白色の小腫瘤が1~数個見られる事も時々あります。これは、『上皮真珠』と言われ、歯の発育過程で組織の一部がうまく吸収されずに角化したものです。

乳歯が生える頃には自然に消失するので、治療は必要ありません。

また、乳歯の奥歯が生える頃にたまに歯ぐきが黒く腫れてくる事があります。これは『萌出性嚢胞(ほうしゅつせいのうほう)』と言います。

歯肉の真下にある歯とその上の歯が噛むなどの機械的刺激を受け、水ぶくれのようになる事があります。この中に血液も混じる事があり、黒く見えます。歯が生えると自然に消失しますので、治療の必要はありません。

また、舌にたまに数個の地図上の赤色の斑状のまだら模様が見られる事があります。これは『地図状舌』です。この赤色斑は日により位置や形を変えます。

体調不良の時や高熱のあとに見られる事があり、通常は痛みはありませんが時々ひりひりする事もあります。その場合は刺激の強い食べ物は控えて下さい。歯磨きなどは通常通り行い、口の中を清潔に保ちます。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈2歳の女の子の話〉

フッ素が終わって、プレゼントを選んでいる女の子。

女の子「ん~、、どれにしよう。」

お母さん「これにしたら?」

スタッフ「イヤリングだ。可愛いね!」

女の子「あ!これがいい!!」

パッと手に取ったのはキラキラのストーンが付いたスティック。その素早い動きにお母さんも大爆笑。お気に入りのプレゼントがあって良かったね!(^▽^)