あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信

あべ小児歯科通信 2017年5月号

あべ小児歯科通信 2017年

5月号

No.155

TEL 35-8640

 

4月よりあべ小児歯科で歯科助手として勤務させていただく事になりました。清水彩花です。不慣れな事ばかりですが、何事にも挑戦し早く慣れる様頑張ります。

 

◆Q&A◆

Q.病的口臭と口臭神経症とは、どういう口臭の事でしょうか?

A.4月号で生理的口臭について説明しましたが、今月号では、残りの2つの口臭である病的口臭と口臭神経症(自己口臭)について説明します。

歯肉などに炎症がある場合は、明らかに口臭が認められる場合が多く、これを病的口臭と呼びます。何らかの病気によって口臭が生じるもので、この代表的な疾患は歯周炎や歯肉炎です。

清掃不良により著しく細菌が増え、歯肉や歯槽骨を破壊し、臭気が発生します。歯周病はほとんど自覚障害がなく、罹患率も高いので、口臭予防の為に最も気を付けなければならない病気と言えます。

歯周病治療の基本は、自分自身で行うブラッシングと保護者の行う仕上げ磨きと歯科医院で行う口腔の機械的清掃です。

原因であるプラーク(細菌塊)が除去されても、直ちに歯肉の炎症が消え、それに伴って口臭は徐々になくなります。

また、実際には口臭がないにも関わらず不安になり、過度に口の臭いにこだわる事があります。この様な口臭を口臭神経症(自己口臭)と呼びます。

潔癖症な人に多いのですが、本当に気になる臭いがあるかどうか知ることが重要です。自分では無理なので、遠慮のいらない家族に確認してもらうか、専門である歯科医に相談する事が必要です。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈4歳と2歳の姉妹の話〉

スタッフ「今日はピンクのくまモンのエプロンだよ(*^▽^*)

姉「私は好きだけど妹は見たら泣くかもよ?」

スタッフ「えっ、妹ちゃんはくまモン嫌いなの?」

その時話題の妹ちゃんがニコニコしながらお姉ちゃんのそばにやって来た。

スタッフはドキドキしながら見守っていると、

「あっ…」

妹はくまモンのエプロンを見てフリーズしてしまった。

固まっちゃった…。

スタッフが心配していると、すぐにニコニコしておままごとを始めたお母さんによるとおうちに動くくまモンの人形があって、それが怖いらしいとの事。

気持ちの切り替えが上手で良かったとホッとしたスタッフでした。(´▽)

 

あべ小児歯科通信 2017年4月号

あべ小児歯科通信 2017年

4月号

No.154

TEL 35-8640

 

ポカポカと春の陽気が嬉しい季節になりましたね。新しいスタートでもある4月、張り切っていきましょう(^O^)

 

◆Q&A◆

Q.5歳の娘ですが、最近時々口臭がします。原因は何でしょうか?

A.会話や呼吸で吐き出した息が他人の鼻で不快に感じられたならば口臭となります。臭いの感覚は特殊なもので、同じ臭いが続くと感じなくなります(疲労)。

また臭いの種類によって鼻で感じられる濃度も異なります(閾値)。さらに、臭いを感じる人の精神状態によってもその評価は違います(感情)。

そのうえ、臭いの質や量を表現する事は極めて困難であり、主観的にならざるを得ません。したがって一人二人ではなく、多くの人が不快と感じるような口の臭いこそ口臭と言えます。

口臭は大きく分けると、①生理的口臭②病的口臭③自己口臭症(口臭神経症)に分けられます。今月は生理的口臭について説明します。

口臭の源は、ほとんど口の中にあると言えます。臭い物質は、タンパク質の分解によって発生すると考えられ、それには細菌が関与します。

口の中は新陳代謝が旺盛で、役目を果たした細胞は次々と捨てられます(剥離上皮細胞)。また、死んだ細菌や白血球あるいは食物の残渣なども豊富で、これらの多くはタンパク質です。

一方、健康な状態でも口の中には何億もの細菌が存在します。つまり、口の中ではいつもタンパク質が細菌によって分解され、臭い物質であるメチルメルカプタンなどの揮発性硫化物が作られています。

ですから、健康でまったく口臭の感じられない人でも、口の中に必ず臭い物質はあるのです。

このように口の中には常に臭い物質が存在しますので、起床直後や長時間の緊張あるいは疲労時には、唾液の分泌が抑制された結果、口の渇きを覚え、口の臭いを人に感じさせる事があります。

しかし、これは誰にでもある事で臭いのレベルも低く、特別の対策を講じる必要もありません。このような口の臭いを生理的口臭と呼びます。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈6歳の男の子の話〉

待ち合い室のアンパンマンのビデオが終わってしまいました。すると

男の子「ビデオが終わったよ~」

スタッフ「本当?分かったよ~!」

男の子「ボク、見るならドラマがいい!!」

スタッフ「えっ??ドラマ?どんなの?

男の子「おもしろいやつが、いいな~」

男の子の大人の発言に思わず笑ってしまったスタッフなのでした。(^○^)

あべ小児歯科通信 2017年3月号

あべ小児歯科通信 2017年

3月号

No.153

TEL 35-8640

 

寒さの中にも、少しずつ春の暖かい日差しが感じられる様になった今日のこの頃。まだ、朝布団から出るには気合がいるので、穏やかなポカポカ陽気が待ち遠しいですね(*^▽^*)

 

◆Q&A◆

Q.顎関節症が体の不調や口の中に原因の場合は、病気はどの様に進むのでしょうか?

A.体の不調が原因で顎関節症が生じる場合は、体調と同時に顎の動きにも大きな影響を与えます。

ただし、若年者では体調の不良が顎の症状を引き起こす事は稀で、歯がきちんと並んで生え揃わないという状況になります。

顎の症状は体調の変化を受ける為に、朝と夕方では症状の出方も変化します。調子の良い時と悪い時の変化が激しく、顎は全身の健康のバロメーターとも言える様な症状の変化を示します。

骨格的な脊椎の変形症などによる慢性腰痛などがある場合には、それが治らない為に顎の症状が消えないこともあります。

口の中に原因がある場合は、口の中に起きた変化が原因になります。歯の治療や喪失、痛みなどによって、今まで食べていた状態が変化し、顎の使い方が変わる事が、顎関節に影響を与える事があります。

また噛み合わせに問題がなくても、異常に固い物ばかり食べたり、唇を閉じないで行儀悪く食べたりする事は、悪い噛み合わせになっている事と同じことです。

治療法としては、現在の症状を引き起こす様な原因が残っている様な場合は、まずこれをやめる事が必須となるでしょう。その上でようやく治療を積極的に進める事が出来る様になります。

正しい姿勢で正しく咀嚼する事を学び、全身の健康に気を付ける事が正しい治療の出発点となるのです。

顎関節症といえども、他の病気と同じ様な療養を旨とした日常生活に切り替える事で症状の軽減を迎えましょう。

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈3歳の男の子の話〉

治療中は泣いていたけれど、治療が終わった瞬間ご機嫌になった男の子。

男の子「終わった~♡」

お父さん「先生にありがとうして」

男の子「ありがとう!」

先生「どういたしまして(*^▽^*)

男の子「また来てね~!」

先生「!!?それ先生のセリフだから(笑)」

思わずみんな笑ってしまったほっこりエピソードでした♪