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あべ小児歯科通信

当院から毎月発行される「あべ小児歯科通信」です。治療のエピソードなどを掲載しています。

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あべ小児歯科通信

なぜ定期検診は必要なの? 2021年7月号

あべ小児歯科通信 2021年

7月号

No.201

TEL 35-8640

 

梅雨が明け暑い夏がやってきましたね!冷房に当たり続けて風邪をひかないようしっかり体調管理を行いましょう!

 

◆Q&A◆

Q.4歳の男の子ですが、なぜ定期検診が必要なのですか?幼稚園の歯科検診で何も指摘されなければ、安心していいですか?

A.定期検診は虫歯を早く見つけるだけが目的ではありません。

小さい頃から、一人一人にあった歯磨きの方法や習慣を身につけたり、うまく生え替りが進んでいるか、あるいは歯並びや咬み合せの成長をチェックしたり、成長にあった食べ方が身についているかを見てもらったりする、大切な機会です。

乳歯の虫歯は、お母さんの気が付きにくい所で出来始めていたり、子供が痛みを訴えない事が多いなど、気が付いた時には進行している事も少なくありません。

治療した後も定期的に経過を見て永久歯の成長に影響がないかも観察していく事が大切です。

幼稚園や保育園の歯科検診では、集団のスクリーニング検査です。

多くの子供を対象に短時間に可能な方法で、お母さんや子供が気付いていない虫歯や歯並びなど認識する事が目的です。

治療が滞っている虫歯などの治療を促すことも目的です。実施回数も年に1回か2回です。

急速に成長するお子さんの成長の観察や一人一人の子供にあった歯磨き指導など健康づくりの面からも、適切な環境下での診査や確実な診断が可能な歯科医院での定期検診も併せて受けると良いでしょう。

小児歯科専門の歯科医院であれば、子供の成長に合ったより細やかな検診を受けられます。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈7歳と6歳の姉妹の話〉

今日は虫歯治療が終わって歯磨きチェックをする日です。

スタッフ「○○ちゃんと○○ちゃんは、今日歯磨きしてきた?」

姉妹「したよ~。」

スタッフ「それじゃあ鏡の所に行こうか。染め出しするね。」

姉「○○!ちゃんと座って!歯ブラシ持って!マスク外して!」

お姉ちゃんがテキパキと指示を出します。妹の染め出しが終わりうがいをしてもらうと、

姉「ほーら、汚い。前歯汚い!」

まるでお母さんみたいなお姉ちゃんに思わずスタッフは笑ってしまいました。

スタッフ「じゃあ次、お姉ちゃん染めるね。」

染めだし後、うがいをしてみるとなんとお姉ちゃんも妹ちゃんと同じ所が磨き残しが!

スタッフ「ピンクの所を磨いてねー。」

しっかり者のお姉ちゃんの事です。次はきっと上手に歯磨き出来る事でしょう。(^-^)

(この記事を書いたのは、歯科助手 渡邉佳奈子でした。)

 

おやつは何がいいの? 2021年6月号

あべ小児歯科通信 2021年

6月号

No.200

TEL 35-8640

 

今年は例年よりも早く梅雨の季節となりましたね。6月は歯の健康週間がありますので、皆さんこの機会にもう一度歯磨きの仕方など見直されてみてはいかがでしょうか?^-^

 

◆Q&A◆

Q.3歳2ヶ月の男児ですが、甘いお菓子やジュースが大好きです。上手な食べ方を教えて下さい。また、キシリトールは虫歯にならないのですか?キシリトールの食べ方を教えて下さい。野菜ジュースは虫歯になりませんか?

A.甘いお菓子やジュースを全く食べてはいけないわけではありません。

おやつの時間を決め、だらだら食べない事です。

子供のおやつにはエネルギーの補給や心の満足感を得るという意味もあります。

甘いもの以外にも、色々な食べ物を加えてあげる事も大切です。

食べた後には、歯磨きをするようにしましょう。できなければお茶かお水を飲ませたりする事でも、虫歯を予防できます。

キシリトールは糖アルコールの一種で、虫歯の原因菌が存在しても歯を溶かす酸が作られず、さらにその菌が増えるのを阻止すると言われています。

そのため虫歯になりにくいとされています。

現在、ガム、チョコレート。キャンディーなどの中に含まれて売られています。

ただし、キシリトール100%でなく、砂糖を含めた他の甘味料が含まれている場合がありますので、その食品の成分表示を見て選択しましょう。

また子供の味覚形成の上では甘党になり、薄味の食品や食べ物の持つ本来の食材の味が学習できなくなる可能性もありますので利用に関しては、小児歯科医院でご相談下さい。

また、食べ過ぎると下痢しやすくなるので十分注意しましょう。

野菜ジュースは栄養を補給するといった意味では良いですが、糖質が含まれている物もあるので、飲み方によって虫歯になる可能性があります。

飲みすぎやだらだら飲む事は避けましょう。

野菜を食べる事は栄養をとるだけででなく、季節を感じたり食感を感じたりする事で、豊かな生活にも繋がる事からも大切です。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈5歳の女の子の話〉

待合室で会計を待っていた5歳の女の子。

ふと窓の外に目をやると、近くの保育園の子供達が散歩しているのに気がつきました。

女の子「お母さん見て、かわいいね~。何歳くらいかな?」

母「あなたよりちょっと小さい子供達かな?」

女の子「そうなんだ。かわいいな~皆元気に大きくな~れ。」

女の子は優しい顔で保育園の子供達にエールを送りました。

スタッフ「○○ちゃん、昔は治療でちょび泣きしてたのにすっかりお姉さんになって…。」

女の子がどんどん成長していく姿を見て、嬉しくなったスタッフでした。

(この記事を書いたのは、歯科助手 田村早絵でした。)

 

歯を丈夫にする食べ物 2021年5月号

あべ小児歯科通信 2021年

5月号

No.199

TEL 35-8640

 

若葉の緑も日増しに色まり、風薫る爽やかな季節になりましたね。まだまだ新型コロナウイルスは治まっていない中での連休は、皆様色々悩まれた事でしょう。皆様くれぐれもご自愛下さいますよう願っております。

 

QA◆

Q. 娘は211ヶ月ですが、歯を丈夫にする食べ物はありますか?

A. 歯は体の一部です。まずはバランスのとれた栄養をとる事が大切です。

特に歯を丈夫にするには歯が顎の骨の中で作られる時期の栄養に気をつけましょう。

乳歯の芽(歯胚)が出来始める妊娠中から、最後に生えてくる永久歯(第二大臼歯)が出来る中学生の頃までの時期が大切です。

歯の栄養にはカルシウムだけでなく、タンパク質、リン、ビタミンACDの栄養素を含む食品をバランス良くとる事が大切です。

カルシウム(ひじき、チーズ、しらすぼし など) とリン(米、牛肉、豚肉、卵 など) は歯の石灰化の為の材料に、

タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐 など) は歯の基礎となり、

ビタミンA(豚肉、レバー、ほうれん草、にんじん など) は歯のエナメル質の土台となり、

ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも など) は象牙質の土台となり、

ビタミンD(バター、卵黄、牛乳など) はカルシウムの代謝や石灰化の調節役となります。

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)

 

♪♪♪エピソード♪♪♪〈姉の付き添いの4歳の男の子の話〉

頑張り屋の7歳のお姉ちゃんは、診療チェアーで手鏡を見ながらおりこうに虫歯治療をしていました。

その横では弟くんとお母さんがついています。

弟「僕プリキュアのおもちゃ使いたい。」

先生「いいよ。頑張ってクリアしてね。」

プリキュアのおもちゃのかけっこゲームでは、クリアするとゲームが褒めてくれます。

弟「あ~あ。」

ゲーム機「またがんばるニャン。」

弟「もう一回。」

ゲーム機「またチャレンジしよう。」

弟くんは3回挑戦しましたが、クリアできませんでした。

先生とお姉ちゃんは虫歯治療中だったので、ゲームに挑む弟くんとゲーム機の声しか聞こえません。

4回目の挑戦中

ゲーム機「なかなかやるニャン。」

ついにゲームをクリアした様子。先生とお姉ちゃんもその声を聞いて、

「やったね、○○くん・・・。」

と二人で弟くんの方を見ると、そこには弟くんではなくゲームをクリアしたお母さんがいたのでした。

さすがお母さん。お見事でした!

(この記事を書いたのは、院長 阿部和久でした。)